みんなたのしくすごせたら

アラフィフさぴこのなんでもない毎日の暮らしの雑記帳


東京ディズニーランドパワハラ訴訟のニュースをテレビで見た時、子供の顔がとても悲しそうだった

 

さぴこの子供は東京ディズニーリゾートが大好きです。

 

東京ディズニーリゾートは子供が2歳の頃からほぼ毎年、年に1度は家族で遊びにいっている場所でもあります。

 

そんな東京ディズニーリゾートですが、つい先日の夕方、子供と一緒にテレビのニュースを見ていると、

 

「東京ディズニーランドでパワハラ?女性社員の悲痛な叫び」

 

という内容で、二人の女性の会見画像が流れたのです。

 

大好きな東京ディズニーランドのニュースということで、子供の目はテレビ画面に釘付けになっていました。

 

子供の表情が固まってしまった

 

報道内容についてはこのブログをご覧になったほとんどのみなさんがすでにご存知の事かと思いますが、女性二人の訴えはこれまでの東京ディズニーランドのイメージを覆すかのようなショッキングな内容です。

 

キャラクターコスチューム、いわゆる着ぐるみが30キロ近いということや、雨が降るとさらに重さが増すという話、そしてゲストから指を掴まれて負傷した女性が「病気だったら死ね」、や「30歳以上のババアはいらない」と言われたという内容を聞いた子供は、その内容に非常にショックを受けたようでした。

 

子供は10歳。

 

ある程度いろんなことが理解できる年齢になっています。

 

毎年遊びに行くのをとても楽しみにしているディズニーランド。

 

自分も大好きなディズニーランドでこんなお仕事ができたらと憧れていたキャストという仕事の赤裸々なトラブルを予期せず知ることになり、かなり衝撃を受けた様子でした。

 

さぴこが心配そうに見ていたのに気がついたのか、

 

「ディズニーランドでこんなことがあるんだね…。」

 

と話しかけてきましたが、しばらくなにかを考えていたのか無言のまま。

 

きっと、子供のディズニーランドでの楽しかった思い出の裏には、二人の女性たちのような被害を受けた人がいたのかもしれないと思ったのかもしれません。

 

 

 

子供の寂しそうな顔を見て胸が痛んだ

 

子供にとっては東京ディズニーランドをはじめとする東京ディズニーリゾートはまさに夢の国だったのです。

 

東京ディズニーリゾートには楽しい思い出がいっぱいで、帰って来る日にはとても寂しいといつもいう子供にとって、キャストさんたちは憧れの存在でもあったのでしょう。

 

今回の報道で、いつも親切で楽しませてくれるキャストさん達の印象がきっとかわってしまったのではないでしょうか。

 

大きくなってきて着ぐるみの中には誰かが入っているということを少なからず理解していても、やっぱりディズニーランドで会うのはミッキーだったりミニーだったり、ドナルドだったりデイジーだったりするわけです。

 

そこでは中の人という意識はないのですよね。

 

でも、実は中の人はたしかに存在していて、しかもあの夢の世界とはかけ離れた現実を生きているということを、きっと子供も一瞬で感じ取ったのだと思います。

 

今回の報道は、サンタクロースを信じて疑わない子供へ「サンタクロースはいない。プレゼントをくれるのは親だ」と直接目の前で言い切ってしまうくらい残酷なものでした。

 

そう。

 

夢の国なんて存在しない

 

と否定されてしまったようなものなのです。

 

その衝撃を受けた子供を目の前で見て、さぴこはなんだか胸が痛みました。

 

パワハラを告発すべきでないとは絶対に思わない

 

子供が今回の報道でショックをうけたからといって、パワハラを告発するべきではないとは思いません。

 

できれば女性二人がこういった訴えをテレビの前でしなければならない状況になる前に、オリエンタルランド側が迅速に対応をするべきだったと思います。

 

おそらく女性二人はこういった形で訴訟を起こす以外に状況は変わらないと判断されたのでしょうから、オリエンタルランド側の対応が十分ではなかったのは明白です。

 

たしかにエンタメ業界では一般の労働環境とは大きく異なる部分もあることは十分理解できますが、今回多方面からのバッシングがあることも覚悟の上で訴訟を起こされた女性二人にとって、少しでも納得ができる対応がオリエンタルランド側でできていたらここまで大きな問題になることはなかったでしょう。

 

女性二人の会見を拝見していても、自分たち以外の同じような立場に立たされたキャストの未来が少しでも明るくなるように訴えを起こしたということを強く感じます。

 

ガン細胞を治療するための抗ガン剤が劇薬であるのと同じで、今回の訴訟も非常に危険な劇薬ではありますけれども根本から改善させるためにはしかたのない選択肢だったと思うのです。

 

ただ、今回の件についてはうちの子供と同じように全国で衝撃を受けた子供達がいる可能性もある、というのは非常に残念なことではありましたけれども。

 

おわりに

 

ディズニーランドに行くとミッキーやミニーに会えますが、大人はだれもがみな中には人が入っているということを認識しているはずなのに、パーク内ではそれを感じさせないような演出が徹底されています。

 

まさに『夢の国』。

 

しかし今回の訴訟では、残念ながら夢の国の見たくもない裏側の部分が露呈される形となってしまいました。

 

夢の国を貫くのであれば裏側も希望が溢れるような場所にするべきですよね。

 

その後子供はディズニーランドについてはなにも話しませんでしたのでどう思ったのかはわかりませんが、次にディズニーランドへ行った時にキャストさん達を見てどう思うのでしょうか。

 

運営会社であるオリエンタルランドには、こういった子供の夢を砕くような出来事が起こらないように、今回の女性二人に対してきちんとした対応をして欲しいという気持ちでいっぱいです。

 

それでは!!