先日背中にできた粉瘤のことについて記事に書きましたが、今日、ついに粉瘤手術を受けてきましたのでご報告します。
ちなみにこれまでの経緯についてはこちら。
今日の午後が手術日だったのです。
ドキドキの粉瘤手術開始
病院に着くとまず血圧を測りました。
「まだ前の手術の人がいるのでお待ちください。この間にできればお手洗いに行っておいてくださいね」
といわれたので念のためにお手洗いに行って帰ってきたらすぐに呼び出しが。
すぐに手術室へ通されました。
ああ…。
逃げ出したい…。
服を脱ぐように言われたので上に来ていたTシャツを脱ぎ、キャミソール1枚になってベッドの上にうつ伏せでスタンバイです。
間もなく先生が手術室に入ってきて、背中の粉瘤にペンでマーキングを始めました。
「まず消毒して、それからペンでマーキングしますから」
その際粉瘤の場所を探る感じで何度も場所を確認していましたが、なにやら予想よりちょっと大きい様子。
マーキングが完了すると上半身には粉瘤の部分だけ穴の空いた不燃紙のようなものをかけられて周りは見えなくなり、ドキドキ感は高まります。
そして右手人差し指にモニターをつけられ、手術室では音楽が流れてはじめました。
先生が
「痛み止めを注射しますからちょっと痛いですよー。気持ち悪くなったらすぐに言ってくださいねー」
と言った後すぐに背中にチクっと針が刺さったのがわかります。
まるで歯医者さんでの麻酔のように何度もチクチク麻酔を繰り返すのですが、それがちょっと痛かったかも。
おそらく8回か9回くらい針を刺された気がします。
き、切られている…
麻酔の後、先生から
「気分はどうですか?気持ち悪くないですか?これから切っていくのでちょっと引っ張られるような感じになったりすると思います。もし痛かったらすぐ痛ーいって言ってくださいね。」
と言われて返事をしたのですが、背中を切っていて痛い状況って想像したくないなぁとちょっとだけ思っちゃいましたよ。
その後は麻酔のせいで背中の感覚はあまりなくなるのですが、周りは見えないし得体の知れない音が響きわたるしとちょっとドキドキです。
あ、今切られている、というのはなんとなくわかりました。
確かに引っ張られる感覚に近いかもしれませんが、途中からは明らかにメスではなくてほかの器具の音がします。
ジョキ、ジョキ、バチンという音なんです。
しかも明らかに自分の身体の一部が切り取られている音で、外から聞こえてくる音じゃないのですよね。
え?今ってどういう状況なの?と思いつつ、当初手術時間は15分から20分くらいかなと聞いていたので、流れていた曲を3曲か4曲聞けば終わりだとそればかり考えていたのです。
麻酔追加
たまにジョキジョキバチンという音が聞こえつつ、おそらく深い部分を切っているのかなという感覚を感じた時、ちょっと痛みが…。
「先生、ちょっとだけ痛いです」
というと、
「あー、深いところだから痛いよね。今痛み止め追加します」
麻酔が効いているはずなのに針が刺される感覚があるということは、その部分は最初に麻酔を打ったところじゃないところなんでしょうね。
その後も何度か痛くはないのですが針を刺す感覚を感じたので、結構広範囲なのかもとちょっとだけ不安になりました。
そのころにはすでに4曲目が終わりそうだったのです。
引っ張る感覚の後にまたジョキジョキバチンが聞こえてきたかと思うと、それが何度か繰り返されました。
背中で肉が焼けている!
ジョキジョキバチンが止まったと思ったら、背中を圧迫される感じがあり、そして背中から何かを焼く音が聞こえてきます。
ジュッ
え?これってなに?なんの音?
バチッ、バチバチ、ジュッ
これって、今なにか焼いてませんか?
もしかして、さぴこの背中を焼く音?
顔の上には布があるのでニオイはしませんでしたが、おそらく背中を焼いているのに間違いないのでしょう。
ああ、鉄板で焼かれるお肉の気持ちがちょっとだけわかった気がします。
針が通る感覚を感じる
ジュっという音がやっと終わったと思ったら、今度は背中に何かが刺さって抜けていくような感覚があります。
その都度引っ張られる感じも。
麻酔が効いているので痛くないのですけれども、感覚はなんとなく感じるのですよね。
あ、今引っ張られてる、とか。
その後何度目か何かをバチンバチンと切っている音が聞こえたかと思うと、
「はい、終わりました。取ったやつ見ますか?」
と聞かれたので、
「ぜひ!」
と答えました。
粉瘤とご対面
頭の上に被されていた布も取れ、ゆっくり起き上がってくださいといわれたのでおそるおそる起き上がって、それまでうつ伏せになっていた台に腰掛けると、看護師さんが透明な液体の入った容器の中に入った、摘出されたばかりの粉瘤を目の前に持って来てくれました。
「こちらです。かなり大きいでしょう」
明らかにチュッパチャプスの飴玉部分よりは一回り以上大きいです。
4センチくらい、でしょうか。
片面には切り取られた皮膚もくっついたまま。
奥に向かってかなり深く切り取っていたようです。
「これはかなり背中に違和感あったでしょうね。」
と看護師さんにいわれました。
でもここまで大きくなっていたとは、自分でもちょっとびっくりでした。
炎症が起きていない、一番小さくなっている状態がこれですから、もしこのままの状態で炎症が起きていたらと考えるとゾッとします。
ちなみに今回摘出した粉瘤は病理検査に出すので、抜糸の時にその結果を教えてくれるそうです。
気になる粉瘤は大きくなる前にとりましょう
小さい粉瘤だと手術は10分くらいで終了するというのに、今回は30分以上もかかってしまいました。
他にも小さな粉瘤はあるのですがそれは年数がたっても大きくならないので今はそのままにしています。
でも大きさが大きくなってからだと切る部分も当然大きくなってしまいますから、しこりのようなものが1センチを超えそうになったら、他の粉瘤も手術しようかと思います。
まあ、炎症が起きてしまったらもうどうしようもないんですけど。
手術自体は麻酔のおかげで痛みを感じることはなかったので、もし次にまた手術をすることになっても心の準備はOKです。
ただ粉瘤って変な場所にできるんですよね。
足の付け根とか、よく動かす場所だと背中よりもちょっぴり大変かもしれません。
粉瘤手術費用は13230円でした
こちらが今回の手術費用です。
飲み薬として痛み止めと抗生物質が出たのですがこちらはこちらは660円でした。
合計すると13890円ですね。
摘出された粉瘤の大きさや、実際の手術中の時間を考えると思っていたよりは高くありませんでした。
粉瘤が小さいともっとお安いみたいです。
大きくなってからだと傷口が大きくなるだけでなく出費も大きくなる、ということですね。
痛み止めを飲むタイミングがわからない
2時に手術を開始して今8時を過ぎましたが、まだ痛みはありません。
たまにちょっとした違和感を感じる瞬間もありますけど、多分まだ麻酔が効いているのかなと。
とりあえず夕食後は処方された抗生物質のケフラールだけ飲みました。
痛み止めは痛くなってから飲むということでいいみたいなので、まだ飲まなくてもいいかなと思っているのですが、あまり痛みを感じる状態になってから痛み止めを飲んでも効きにくいですからね。
寝てる間に激痛、とかはやめてほしいです。
手術直後でも普通に生活できてます
手術前に書いた同意書と説明の文章の中には術後はできるかぎり安静にしてくださいとありますが、今の所は普段とおなじように生活しています。
食事の準備も片付けも、特に傷が痛いということもなく普通にできました。
でも麻酔ってどのくらいで切れるんでしょうね。
さぴこの場合、奥深くまで粉瘤が大きくなっていたので手術中も追加で頻繁に局所麻酔をしていたからなのか、今でも全く痛みはありません。
人間、痛みがないと普通に動いちゃうものなんですよね。
でも後で痛くなると困るのでちょっと気をつけようとは思っています。
おわりに
明日は傷を見せにまた病院へ行きます。
まだガーゼがくっついたままなので傷がどのくらいのサイズなのか今はわかりません。
シャワーは明日の診察後に経過が良ければ可能ですが、お風呂はしばらくダメなのだそう。
せっかく毎日続けて来たフィットボクシングも少しの間お休みです。
今日は手術前にちょっと多めにプレイしておきましたけどね。
さて、これから痛くなるのかならないのかわかりませんが、できれば痛みが出る前に寝てしまいたいと思うさぴこなのでした。
それでは!!