今日の午後、ネットニュースで桂歌丸さんが亡くなったというニュースを見て驚いてしまいました。
桂歌丸さんといえば「笑点」の司会として活躍されていましたから知らない方はほとんどいらっしゃらないのではないかと思います。
「笑点」に出演されている歌丸師匠の印象が強すぎますが、落語家としての歌丸師匠の高座を一度生で見てみたかったと残念でなりません。
その日がきてしまった
歌丸師匠といえばこれまで訃報ネタをよく笑点でも見ることが多かったので、今回もまたいつものじゃないの?と思ったほどです。
でも現実にその日がきてしまったのでした。
昨日放送された笑点の中でも歌丸さんの名前が出てきたばかりだというのに。
近年入退院を繰り返されていたので、そのニュースを見るたび、「ああ、大丈夫だった」と思っていたのですけれど。
昨年の1月のブログにも入院のこと、書いてましたよ。
その後何度か入院のニュースを見ていたので、勝手に歌丸師匠は入院はしても復活してくれるというイメージを持っていたのかもしれません。
歌丸師匠の落語は上品だった
実際に歌丸師匠の高座は拝見したことがありませんでしたが、動画等ではいくつか見たことがあります。
歌丸師匠の落語はなぜか上品に感じるのですよね。
言葉遣いが乱暴ではないといいますか。
落語って同じ演目でも落語家さんによってまったく違うもののように感じることもありますけど、歌丸師匠の落語は女性の描写が素晴らしいのです。
そして粋を感じる。
そんな方でした。
そういえば歌丸師匠って「死神*1」はされていたのかしら。
歌丸師匠の「死神」、観てみたかったです。
ご冥福をお祈りします
もし一度も歌丸師匠の落語をご覧になったことのない方がいらっしゃいましたら、YouTube等でも見ることができますのでぜひ一度お時間のある時にご覧ください。
大喜利とは違う歌丸師匠の姿を見ることができます。
芸歴65周年記念の時の落語会、行っておけばよかった・・・。
改めて心からご冥福をお祈りします。
おわりに
歌丸師匠は亡くなった私の父が好きだった落語家さんなのです。
父が亡くなってもう10年。
歌丸師匠はずっと印象が変わらない方だったので、時が止まってしまっているかのような錯覚をしていたのかもしれません。
学生の頃は落語を観に行っていたのですけど、そういえば就職してから一度も行っていなかったことに気がつきましたよ。
来月の「立川志の輔独演会」、行ってこようかしら・・・。
落語ってよくわからないという方、昭和元禄落語心中をご覧いただけると落語が身近に感じるかもしれません。
全10巻ですでに完結している原作のコミックスもとても面白いですよ。
それでは。
*1:古典落語の演目