みんなたのしくすごせたら

アラフィフさぴこのなんでもない毎日の暮らしの雑記帳


母が週に2回デイサービス(通所介護)に通うことになりました

 

母と一緒に住むようになって1年半以上たちます。

 

これから母が札幌にきて2度目の冬がやってくるのですが、先日から老人デイサービス(通所介護)に通うことになりました。

 

昨年、母は要支援1でしたが今年は要支援2に認定されたこともあり、これまで介護保険を使って受けられる支援サービスは利用してこなかったのですが、今年の春くらいからさりげなくデイサービスをすすめはじめていたのです。

 

 

 

老人は閉じこもりがちになる

 

認知症等の兆候はない母ですが、この1年で身の回りのことをかなり出来なくなっていました。

 

一緒に住むようになってからは家事や掃除に関しては、自室の掃除以外は一切やらなくなったこともあり、一日中テレビを見て過ごすようになったのです。

 

母は昔からかなりの面倒くさがりでかなりいい加減に家事をする人だったため、同居当初食器洗いや掃除機等をお願いしても、さらにやり直しをしなければならないような状況だったので、自分の部屋だけ掃除をしてもらうことにしたという経緯があります。

 

あまり自室にばかりいる状況もよくないと思い、週に数回は病院や買い物に連れ出していましたが、冬になると外出自体がおっくうになるようで、病院はしかたがないにしろ買い物にいくのも面倒だといってなかなか外出しなくなりました。

 

そしてそんな生活を1年続けていたら、なかなか身体が動かなくなってきてしまったのです。

 

デイサービスをすすめてみた

 

今年の春からは食事に連れ出したり、叔母にお願いして一緒に外で食事を取ってもらうようにしたりなどをしていたのですが、なかなか毎週の予定を組むのも難しく、このままだと冬になったらまた動かなくなり、今出来ている身の回りのことすら出来なくなる可能性があると考えました。

 

そこで、新聞の折り込み広告に入ってきたでデイサービスのチラシを見て、母にそれとなくデイサービスをすすめてみることにしたのです。

 

でも母の反応はあまりよくありませんでした。

 

まずデイサービスと聞いて思い浮かぶイメージが、みんなで童謡を歌ったり、折り紙を折ったりといった老人のための幼稚園という感じだったため、自分はまだなんでもできるから必要がないという感じで、全く興味もないようなのです。

 

母は札幌にも同級生等の友達がいるのですが、みな外出することに難があり、電話では話をしてもなかなか会う機会もなく、お茶を一緒に飲みに行くこともありませんでした。

 

そこで、同じ年代の茶飲み友達を作る場所として考えてみたらということと、一度見学に行ってみてもいいのでは?ということで体験するためのデイサービス探しを始めることにしたのです。

 

デイサービスもいろいろあります

 

まずは地域包括支援センターに問い合わせ、相談員の方に来てもらうことから始まりました。

 

様々なヒアリングを受け、要望等を聞いてもらい、いくつかをピックアップしてもらうことに。

 

結局母が選んだのは、一番最初に私が新聞の折り込み広告で見つけたところとなんと同じ場所。

 

そのデイサービスは、朝9時〜午後4時半までと少々長時間のところで、他にも半日リハビリ等を行うデイサービスもありましたが、なかなか自由な時間もなく、他の老人との交流も難しそうだったので、時間にゆとりのあるところにしたのです。

 

 そして先日やっと体験入所してきました。

 

デイサービスが予想以上に楽しかったらしい

 

母が行った施設は有料老人ホームに併設されているところで、お昼はランチビュッフェ、3時にはカフェタイムがあるというところ。

 

カフェタイムのドリンクは有料ですが、なかなか美味しかったとのこと。

 

お風呂もジェットバスでかなり快適のようです。

 

体験入所の際にお友達も出来たようで、ここに決めたいといってかえってきました。

 

想像していたデイサービスとはかなり違ったようです。

 

機能訓練はあるにしても、余暇の時間はカラオケルームでカラオケ、麻雀やカードゲーム等レクリエーションを楽しんだりと楽しいことがいっぱいあったのだそう。

 

最初は週に1回にしたらといったのですが、週に2日通いたいというほどでした。

 

 

 

デイサービスの1日はまるで保育園

 

母がデイサービスに通いはじめてからというもの、デイサービスのある日は朝8時50分にはお迎えの車が家にきます。

 

母を送りだした後は自分の時間です。

 

お昼はランチビュッフェを食べてくるので、用意する必要もありません。

 

夕方5時くらいには送迎してくれて帰宅。

 

連絡帳をもらってそれに目を通しますが、それにはその日にやった機能訓練の内容や一日の様子などが書かれています。

 

ああ、これはまるで送迎付きの保育園みたい。

 

週に2日は規則正しい生活を送るようになり、それまでは夜中までDVDを見たりして不規則だった母の生活もかなり改善しました。

 

費用についてですが、食事代やお茶やその他の経費は1日にそこそこかかりますけど、施設利用料自体は介護保険を利用できるため、1回通うごとにちょっと豪華なランチを食べに行くのと同じような感覚です。

 

ここに決めるまではいろいろと時間もかかりましたけど、結果的に母にとっても私にとっても良い選択になりました。

 

育児と介護と自分の未来

 

子供が小学二年生になり、育児の大変さはかなり少なくなってきました。

 

代わりに母が歳をとり、介護の部分も少しづつではありますが大きくなってきました。

 

ずっと会社員として働いてきた身としては、いつかまた会社に属してみたいという気持ちがずっと心の底でくすぶっているのですが、もう45歳という年齢と大きくなったとはいえまだ小学校低学年の子供と高齢の親のことを考えるとなかなか動き出すことも出来ずにいます。

 

自分が40歳になったころ、まだ母の介護についてはほとんど考えていませんでした。

 

あれから5年、自分も歳を取りましたが母も同じだけ歳をとっているのですよね。

 

これから先、どうなっていくのかは予測もできませんけれど、少しでも今のように穏やかな毎日が続けられるように願っています。

 

まとめ

 

というわけで、このブログを見ていただく方にはあまり縁のないお話だったかもしれませんが、いつか自分の親も歳を取るということ、そしてそのサポートをしなければならない立場だったらこんな方法もあるんだな、と思っていただけたらうれしいです。

 

今は歳をとってもかなり若々しい人が増えましたけどね。

 

自分はなんとかぴんぴんころりでいきたいです。