我が家の裏庭には、毎年自家製梅干しを作るための梅を提供してくれる、大切な梅の木があります。
冬の間、いつもは雪に覆われているのですが先日の土日に気温が急に上昇し、それまで木の上にあった雪がなくなった後にはなんだかすごいことになっていました。
最初はこれって樹氷っていうの?と思いましたけど、ちょっと違うようです。
この氷は梅の木の片側だけに発生していた
雪が溶けただけではそのまま地面に水分が落ちるだけなので、梅の木の片側には雪も氷もまったくついていません。
FF式灯油ストーブの室外機のある側の枝のみ、枝がつららのようになってしまっていました。
ちょっと違う角度の写真です。
どうやったらこんな形に?というような感じですよね。
実はこの梅の木がはえている庭にはいま1メートル以上の雪が積もっているため、近くに見に行く事ができないんです。
なのでアングルは限られてしまうのですが、いくつか写真を撮影してみました。
こちらがまったく氷のついていない、反対側です。
雪も氷もまったくついていませんよね。
それが反対側になるとこんな感じです。
なんだかゼリー状のようなものをつけたみたい。しかもこれ、撮影の仕方で下の方に向かってつららが伸びているようにみえますけれど、実は斜めなんです。
本当はこんな感じ。
つららが斜めに下に向かっているんです。
風でも吹き続けない限り、普通つららがこんなに斜めに凍らないですよね。
こちらの写真では枝を覆うように氷が張り付いているのをみることができます。
我が家の裏庭という身近な場所で見つけたなんだか不思議な光景に、思わずiPhoneで写真を何枚も撮影してしまいました。
着氷ではあっても樹氷ではないらしい
最初はこれって樹氷っていうのかなと思ったのですが、どうやら違うみたいです。
樹氷は、過冷却水滴からなる濃霧が地物に衝突して凍結付着した氷層のうち、白色で脆いものをいう。気温-5℃以下の環境で風の弱いときに顕著に発達し、気泡を多く含むために不透明で、白色を呈する。小さな粒状の氷が無数に凝集する構造で、手で触ると簡単に崩れるほど脆く、樹氷が付着している物体を揺らすと簡単に落ちる。
霧氷 - Wikipediaより引用
白くもないですし、もろくもありません。
どちらかというとこちらの方が近いかな・
雨氷は、物体表面に硬く滑らかで透明な氷の層を作る。同じ着氷現象の1種である樹氷や粗氷とは、色や性質により区別されている。樹氷は白色不透明、粗氷は半透明なのに対して、雨氷は透明である。また樹氷より粗氷の方が固いがどちらも手で触れば崩れる程度の硬さであるのに対して、雨氷は固く手で触った程度では崩れない。
それにしてもこんな変な形で凍るもんなんですね。
おわりに
立春を過ぎてもまだまだ春は遠い北海道。
それでも夜が来るのは少しづつ遅くなっていて、12月上旬には午後4時には真っ暗だった外も午後5時までは明るくなりました。
この時期になると雪との格闘もあと1ヶ月ちょっとの辛抱だ、と少し前向きになることができます。
今シーズンは今年に入ってからよりも昨年のどっかり降った雪でどうなることかと思っていましたが、帳尻合わせのように今のところそれほどドッカリとは降っていません。
ですが例年さっぽろ雪まつりが終わった後にまとまった雪が降ることが多いので、まだまだ油断はできないんですけどね。
週間予報ではこの一瞬間の最高気温は氷点下にならないみたいなので、暖かい日が続くようですが、雪まつりの雪像が溶けないかちょっと心配。
さぴこが行く週末まではなんとかその姿を保っていて欲しいと思います。
それでは、また!