みんなたのしくすごせたら

さぴこの徒然草紙というか雑記帳

札幌市の町内会主導によるパートナーシップ排雪はそろそろ限界かもしれない

今週のお題「雪」

 

さっぽろ雪まつりが終わったばかりの札幌では、現在市内のいたるところで町内会のパートナーシップ排雪制度を利用した排雪作業がいたるところで行われています。

 

さぴこの家の前の道路も先日終了しました。

 

ちなみにこの制度、平成29年までは除雪パートナーシップ制度と呼ばれていましたのでそちらの方が馴染み深い人の方が多いかもしれません。

 

道路幅が10メートル以上ある大きな幹線道路等の排雪は市が行っていますが、一般の住宅地前の道路などは除雪は入っても排雪はしてくれないので、雪解けの時期までどんどん道路が狭くなっていくのです。

 

年に一度だけ行われるこの排雪作業で、雪で道幅が狭くなった道路もやっと2台が余裕をもってすれ違えるようになりました。

 

まあ例年このパートナーシップ排雪後にドカッと雪が降り積もり、リセットされてしまうという札幌あるあるも存在しますけど。

 

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それでもこの排雪があるとないのでは大きな違いがある、とてもありがたいものなのですが、その町内会主導のパートナーシップ排雪制度も危機的状態になりつつあるのです。

 

町内会の加入率の低下による町内会費減

 

さぴこの住む地域は昔は一軒家が多く建っていた場所なのですが、住人の高齢化により一軒家を壊して集合住宅になるケースが年々増えていました。

 

町内会の班長になると新しく集合住宅になったお宅にも町内会費の集金にまわらなければならなくなるのですが、これがまたなかなか大変で面倒。

 

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一戸建てに住んでいるご近所さんは班長の苦労をよく知っていますから集金に行ってもスムーズなのですけど、集合住宅の場合は様々なケースがあります。

 

もちろん集合住宅の方でも「班長。ご苦労様です」と言ってくださるかたもいらっしゃいますけど、集金に行った際に居留守を使われたり、町内会費を払う意味がわからないからといってお支払いいただけない方も多いのです。

 

町内会費の会計は年に一度回覧板で回ってきますけど、年々プールしてある資金からの取り崩しをしなければならない状況になってしまいました。

 

その理由はこれ。

 

 

 

パートナーシップ排雪制度の町内会経費負担の増加

 

ここ数年、毎年のように人件費の高騰などによってパートナーシップ排雪制度の町内会費負担が増えているのです。

 

このパートナーシップ排雪制度は基本的に札幌市が7割、町内会が3割負担して行われていますが、3割とはいえその金額は非常に高額。

 

6年ほど前に1キロメートル当たりの地域(町内会)支払額が40万円を超えたかと思ったら今年は1キロメートル当たり約50万円になっているのです。

 

そしてこの負担額、雪が極端に少ない場合など実際の支払額とほぼ同じだった場合は札幌市からの補助は一切ありません。

 

市負担額 = 実際の排雪費用 - 地域支払額(定額)

 

今年はパートナーシップ排雪制度の申し込み期間に積雪量が比較的少なかった地域が多かったこともあり、申し込みをしなかった町内会もあったようですがその理由はやはり資金不足です。

 

さぴこの住む町内会でも町内会費の多くはこのパートナーシップ排雪制度に使われています。

 

この地域支払額を下げるために従来は厚さ10センチを残して排雪していたものを厚さ20センチにするという案も出ていたのですが、そうするとちょっとでも暖かくなってくるともうさぴこのように軽自動車に乗っていると埋まってしまってお手上げの状態になるのですよね。

 

もう、本当になかなかうまくいかないなぁ。

 

町内会ではもう無理です

 

パートナーシップ排雪のほかには街灯電気代やゴミ捨て場であるゴミステーションの管理なども町内会費での負担です。

 

街灯やゴミステーションの利用、そしてこの排雪は町内会費を負担していない住民も恩恵を受ける形となっていますが、町内会費を支払っている住民は町内会費を補うためにここ数年町内会費の値上げがあったりと負担が増えているという現状があります。

 

札幌市の広報誌や選挙公報の配布も町内会で行なっていますが、さぴこの住む町内会では班長の仕事になっていて、毎月広報誌を各戸に配っているのです。

 

一軒家が家主の高齢化等でマンションへ住み替え後に集合住宅になっているケースが多くなっていることに加えて、近くの町内会では高齢者しかいなくなってしまったために町内会としての活動ができなくなっているところも出てきました。

 

生活道路である道路の排雪や街灯、ゴミステーションの管理、広報の配布等については町内会ではなく札幌市がなにか方法を考えていただくほかはない状況に向かっているのです。

 

町内会費ではなく市税として徴収すべきでは?

 

パートナーシップ排雪にしても街灯代、ゴミステーションの管理に関しても、町内会費を支払っている人以外にも必要なことなのですから本来は町内会で行うものではないのではと思います。

 

町内会に属したくない人がいるのも十分理解はできるのですけれど、その地域で生活をしていくために必要なものを支払う手段が町内会の加入しかないという状況がおかしいのではないでしょうか。

 

学校のPTAとよく似た問題のような気もしますけど、町内会の場合は日常生活に直結する部分が多いですからそれを一部の人が責任を負わなければならないのはやっぱりおかしいと思うのですよ。

 

この町内会問題、札幌市ではあと5年もすると非常に危険な水準になるような気がします。

 

特に古くからある地域の町内会は瀕死の状態なのですよ。

 

おわりに

 

ボランティアは無料だから、地域の人でやってもらいたいという市の考えはわかりますけど、もうそれを支えられるような人はほんのわずかしかいないのです。

 

最近は外国の方が住人の家もちらほらと出てきており、町内会という仕組み自体が理解できない方も出てきました。

 

札幌市内の各町内会が空中分解する前に、札幌市には町内会費の徴収は市税で行って各町内会に配分するなど、なにか考えていただきたいのですよね。

 

町内会は住民の善意によって成り立っているものなので、住民から町内会に参加したくないといわれるともうどうすることもできないのですよ。

 

というわけで、雪は見るだけなら白くてきれいですけれど住んでいる地域の住民には黒い感情を抱かせることになることもあります。

 

住民の高齢化と除排雪費用の高騰は待った無しなのですから、この雪と共存していくためにそろそろ新しい仕組みが絶対に必要!

 

実はもう、手詰まり感がいっぱいなのですけれど…。

 

それでは!!