今日5月4日は定山渓温泉経由中山峠を通って、洞爺湖方面へ向かいました。
北海道内では遊園地やスキー場で有名なルスツリゾートがある留寿都村を通るのですけれど、行きも帰りもこの小さなお店の前を通ります。
この小さなお店は100年の歴史を持つという、現在3代目のおばあちゃんが「元祖みそまんじゅう」を作り続けているお店、梅屋さんです。
もう数え切れないくらいこのお店の前を通っていたにもかかわらず、実は今日初めてお店に行ってみました。
中のショーケースで販売されているものは「みそまんじゅう」のみで、横の棚には市販のお菓子類も展示はされていますけど、基本的にはみそまんじゅう専門店です。
14個入り1箱は660円
こちらは今日購入したみそまんじゅう14個入り1箱、660円です。
主要材料のところを見ますと、「小麦粉・小豆・黒糖・ザラメ・米粉・水飴・塩」となっています。
ん?
何か忘れているような?
今日購入したのは「みそまんじゅう」のはず。
なのに肝心の「味噌」が入っていない!!!
でもみそが入っていないのがあらかじめわかっていたら、もっと早く買いに来ていたかもしれません。
味噌が入っていないくてよかったかも。
それにしても味噌が入っていないのになぜみそまんじゅうなのかは謎です。
羊蹄山の麓、ルスツ
包装紙を取ると、下から出て来た箱にはこんなレトロなイラストが!
なんだかいいなあ、この雰囲気。
包装紙に書かれている「羊蹄山」はこちらの山です。
これは今日撮影したものですが、まだ雪で覆われていますね。
ルスツからはこの羊蹄山がよく見えます。
みそまんじゅうを開けて見た
小さなおまんじゅうが並んでいます。
早速一つ取り出して見ますね。
思っていたよりかなり小さい、1.5口サイズのおまんじゅう。
個別包装になっています。
2つに切ってみました。
小さいおまんじゅうの中には餡子がたっぷり!
それほど甘過ぎないので、いくらでも食べられそう。
このみそまんじゅう、みそが入っていないということともう一つ、おまんじゅうっぽくないんです。
え?
だってみそまんじゅうでしょ?
という声が聞こえてきそうですけど、おまんじゅうの感じというよりは北海道民ならおなじみの「べこもち」っぽい味なんです。
べこ餅、北海道外にお住まいの方はわからないですよね。
べこ餅とは?
こんなのです。
北海道では端午の節句である5月5日にはちまきよりも「べこ餅」を食べます。
米粉と砂糖(茶色の部分は黒糖)をベースに作られるお餅で、北海道民なら一度は食べたことがあると思います。
べこ餅の由来はべっ甲色だから説と牛(ベコ)に似ているから説、米粉をべいこと読んだ説などがありますが、いまいちはっきりしません。
しかもなぜ5月5日の端午の節句に食べられるようになったのかも不明です。
でも北海道内の和菓子やお餅を販売しているお店では必ずと言っていいほど見かける、とてもポピュラーなお菓子でもあります。
みそまんじゅうはお土産にオススメ
このみそまんじゅう、歴史が古く有名ではあるのですが、まだまだ知る人ぞ知るという感じです。
日持ちがしないので、遠方へのお土産には向きませんが、ご近所の方や家族へのお土産にはぴったりだと思います。
とっても素朴な味で、なんだかホッとするこのみそまんじゅうは、きっと子供から老人まで年齢を問わずみんなに好まれるお菓子です。
お値段もお手ごろ価格なので、もしルスツへ行く機会がありましたらお土産にどうぞ!
おわりに
ゴールデンウィーク後半も2日目が終了しました。
今日の札幌は夏日ということで、一気に夏がやって来ましたよ。
夕方に帰って来たのですが、まだ外がなんだかぬるい感じです。
少し前まで雪が、なんて話をしていたのにもう25度を超える気温ですからね。
でもこれで夏物に衣替えすると急に寒くなるのが北海道なんです。
とりあえず明日も暑いようなので、数日分の半袖を出さないと・・・。
それでは!!