最近は少しづつ男性の育児休業が増えてきたと聞きます。
子供を出産した後は私だけが育児休暇を取得していました。
さぴこの母親は子供の面倒はおろか他の人の食事を作ったり自分のいるスペース以外の掃除も面倒という人でしたので、出産後退院直後の母親がきている時でも食事を作ったり掃除をしていたのは私。
ダンナは出産後私が入院中だった数日は有給をとっていましたけど、子供と家に戻ってきてからは毎日朝から夜まで仕事、朝は遅めなので8時に家を出て、帰ってくるのは11時すぎという日々でした。
もちろん、ダンナは日常生活での自分のことはほとんどしません。
なので産後まもない頃から私が子供の面倒も家族全員分の家事一切をする必要があったのです。
それでも生後3週間くらいまではそれほど辛くなかったのですが、その後は子供の泣き声も大きくなっていったこともあってとても辛かったことが思い出されます。
自分のこと、なんでもできますか?
もしこれから育児休暇を取ろうと思っている男性がいたら質問したいことがあります。
あなたは自分のことと家族のこと、なんでもできますか?
例えば食事の支度や洗濯や掃除、買い物に洗剤や調味料がペーパー類のストック管理といった自分も使っているものを奥様がいなくてもできるようになっているでしょうか。
トイレットペーパーが芯だけになっていたり、冷蔵庫の中が賞味期限切れ食材でいっぱいになったり、洗濯物がシワだらけになったりせずに家事をできますか?
もし奥様がしている家事は一通りできるという方は、ぜひ出産後に育児休暇を取得して奥様をサポートしてあげてください。
きっと家族の絆はより深くなることでしょう。
我が家の場合はもれなく産後クライシスに直面しましたけどね。
もしうちのダンナが育休を取得していたら
もしうちのダンナが育休を取得していたらどうだったかなと考えてみました。
まず、妊娠中から出産後に子供が生まれてからも検診と名のつくものには一緒に来たことは1度もありません。
子供が病気になっても連れて行くのは私。
料理については結婚して20年以上経ちますがおそらく夕食を作ってもらったのは3回あるかないか。
買い物を頼んだらなぜか生物ではない食べ物が洗剤を入れていた棚から出て来たことがあったり、必要ないものをたくさん買ってきたり。
電気はつけっぱなし、ドアは開けっ放しが日常の人なので、多分育休なんか取って家にいたら逆にストレスが溜まっていたように思います。
育休なんか取らなくても時短で夕方5時くらいに帰って来てくれたら、家事をやる間子供をみてくれるだけでも助かったでしょうね。
時短じゃなくても定時帰りでも子供をお風呂に入れてもらうことができたので、それだけでも嬉しかっただろうなぁ。
必要なときに休める世の中になっていたらいいのでは
育休も必要ですけど、実際に一番キツイのは母親が育休から復帰した直後です。
我が家の場合子供が身体が弱かったので復帰後ほとんどまともに働けませんでした。
しかも子供が泣いて保育園でお昼ご飯を食べてくれなかったので夕方まで預けられるようになるまで2ヶ月もかかったんです。
もちろんお迎えにダンナが行ったことは一度もありません。
その上保育園入園後1年近くは1日置きに病院通いをして、買い物や家事をして、子供の面倒を見るのは自分しかいませんでしたからね。
もし子供が病気になった時にダンナも早退できる環境だったならその苦労は半分になったのでしょうけど。
復帰後時短勤務にしなければどうやっても無理でしたが、会社では奥さんが時短勤務なのになんで子供も面倒をみる必要があるの?と言われたとのこと。
子供が病気の時くらい自由に休める方が育児休暇よりも大切なのでは?
子供を持つ身で働くことによって罪悪感を感じ、家の中もだんだん荒れてくることにこれまた罪悪感を感じ、当時は追い込まれて誰も頼れなくなっていました。
それでもこの11年で育児環境は少しづつ良い方向には向かっているのかなとは思います。
今時の有能な若い男子なら育休は取得するべし
最近の男子はお料理が上手だったり家事スキルが高い人が多いですよね。
そういうかたならどんどん育休を取得して夫婦で楽しい育児をしていくべきですよ。
子供が小さな頃なんて後から振り返ると本当に一瞬なんですから。
日々めざましく変化していく子供の姿を見ることができる貴重な機会です。
ただ、育休を取るとしたら奥様と役割がスイッチしたとしても問題なく生活ができるようなスキルはやっぱり必要!
どちらも家事も仕事もできる環境って本当に難しいとは思いますけど、そうならないと今の世の中では子供を育てることが厳しいですから。
おわりに
私が働いていた会社は午後10時前にオフィスの電気が消えていたことってないようなところだったので、時短で帰ってくるような状況ではとてもそれまでにやっていた仕事をすることができませんでした。
それでも自分なりに努力をしていたのですが家庭もあんな状況でしたから、時短が終了する子供が3歳までとあきらめるしかなかったのです。
今だったらもっと違う方法が色々あったなとは思いますけど。
もう専業主婦の生活が長すぎて昔に戻れるとも思いませんが、あの時仕事を続けていたらどうだったかなと思うことはたまにあります。
これからの世の中、お母さんもいろんな選択肢を選べるような時代になってほしいな。
うちの子供には自分のことは自分でできる人と結婚しなさいね、と言い続けているさぴこなのでした。
それでは!!