子供向けの英語の検定というと英検Jr.(英検ジュニア)や一般的な英検を思い浮かべる方が多いかと思いますが実は他にも小学生向けや小中学生向けの試験がいろいろとあります。
国連英検ジュニアテストやケンブリッジ国際児童英検にTOEFL Primaryとそれぞれ一般向けテストのジュニア版が有名です。
以前は英語が一定レベルの教材に到達すると英語検定を推奨していた公文では、英検の団体受験ができなくなった2年ほど前からTOEFL Primaryを受けるように進められるようになりましたが、試験時間が2時間半と長いのでまだ受けていません。
今回は札幌でも受けられる子供向けの英語テストがあると聞き、試しに子供が受けてみたのがJET(ジュニア イングリッシュ テスト)でした。
JET(ジュニア イングリッシュ テスト)とは
JET(ジュニア イングリッシュ テスト)はTOEICの小中学生版のテストです。
JETの上位テストとしてはTOEICよりも問題も試験時間も半分で身近な題材が多いTOEIC Bridgeがあります。
ロードマップとしてはこういうイメージのようです。
JETは下は英検ジュニアのブロンズから上は英検準2級レベルまでをフォローしています。
試験時間はそれぞれの級によって異なりますが9−10級で30分、1−2級でも50分と短時間で終わるので小さな子供の集中力が切れることもなく、受験しやすいのが特徴です。
JETのテキストや過去問は通信販売のみ
とりあえず札幌市内でも受けられるようだから受けてみようかという話になったのですが、テキストや過去問を書店で探しても見つかりません。
というよりも英検以外の児童向け英語検定系はほとんど取り扱いがありませんでした。
そこで公式サイトを見てみると下の方に問題集と過去問のリンクを発見。
一般では市販されておらずサイトから注文するしか方法はないとのこと。
このテストのために特別に学習をするというつもりがなかったためどんな問題なのかを知りたかっただけなのですが、結局は公式サイトのJET過去問解説100だけを利用することにしました。
JET過去問解説100|JET(ジュニア イングリッシュ テスト)子供のための英語テスト
利用するためには登録が必要ですが、登録は無料。
一度登録をするだけでいつでも過去問を解くことができます。
2級に合格
JETの試験は級ごとに違いますが、9−10級、7−8級というように2級づつ5つに分けられています。
子供が今回受けたのは1−2級。
英検の目安では英検3級から英検準2級程度とのことでした。
どんな試験なのかサイト上の過去問しかわからないままで実際の試験の形式もよくわからない状況での受験となりましたが、今日帰ってきた結果を見ると2級には合格していました。
点数だけ見るともう少しで1級も可能だったのでは?と思うのですが、試験を受けた後の子供の話では前半と後半の難易度が全然違ったとのこと。
最後の方の問題では英検3級の勉強では出てこなかった単語も結構あったようで、やっぱり対策もなにもなしで1級に合格するのは難しいのだろうと思います。
子ども英語教室Lepton
札幌市内にたくさんの教室がある学習塾の練成会では子ども英語教室のレプトンがあります。
この子ども英語教室LeptonのカリキュラムがJETに沿ったものなのです。
TOEIC®につながる英語能力テストJET | 小学生からTOEIC®・TOEFL®ハイスコアを目指す、子ども英語教室レプトン(Lepton)
おそらくこちらの英語教室に通っている子どもたちはJET対策をしているのでしょう。
札幌市内にたくさんこの教室があるおかげで札幌にもJETの公式会場がありました。
子供向けの教室独自の英語検定は教室に通っている子じゃないと受けられないものも多い中、JETの場合は公式会場ではレプトン生以外の一般受験も可能なのです。
JETの次はTOEIC Bridgeへと進んでいくカリキュラムなので、通常の子供向け英語教室より実践的!
ただTOEICは就職するときに必要というイメージが強く、留学ならTOEFL、高校進学時の内申なら英検という感じがするのですけど今は違うのでしょうかね。
おわりに
JETの試験後、英検よりはずっと身近な話が多かったといっていた子供。
リスニングの問題はかなり簡単に感じたようです。
英検は次の級である準2級の勉強を始める気にもならないようなので、やる気が出るまでは教本も買わずに放置しています。
まあ中学校に行ったら嫌というほど英語の授業が待っているはずなので、今は小学生の今しかできない自分のやりたいことをやるのが一番かなと。
とはいえ、いつもゲームとYou Tubeばかりなのはどうかと思うのですけどね。
それでは!!