マークシート用鉛筆ってご存知ですか?
文字通り小さくて丸い枠を黒く塗りつぶすマークシートを塗るために最適化された鉛筆のことです。
先日子供が英検の試験を受けた際にせっかくなので普通の鉛筆とどのくらい違いがあるのか、試しにマークシート用の鉛筆を購入してみることにしました。
最初は鉛筆のみを購入するつもりだったのですが・・・。
uniとMONO
さぴこが行った鉛筆売り場では三菱鉛筆のユニシリーズのマークシート用鉛筆とトンボ鉛筆のMONOシリーズのマークシート用鉛筆がありましたが、どちらもマークシートセットとしてしか販売していなかったのでしかたなくセットを購入したのです。
最初はどちらか片方だけ、と思っていたのですがどのくらいの違いがあるのかどうしても気になったので結局両方買っちゃいました。
これから子供もいろいろな試験でマークシートを利用する機会もあるでしょうからね。
マークシート用鉛筆ではありますが、普通の鉛筆としてももちろん利用できます。
それではそれぞれのマークシート用鉛筆セットの違いを見ていきます。
uniマークシート鉛筆セット
こちらが三菱鉛筆でおなじみuniシリーズのマークシート用鉛筆セットです。
マークシート専用芯である説明がパッケージにも記載されています。
セットの中身はキャップ付きマークシート鉛筆HBが3本、マークシート用消しゴムが1個、ポケットシャープナーが1個、携帯用シースが1個、受験準備のチェックポイントが1冊となっています。
パッケージの裏面には、マークシートセットの説明が詳しく書かれており、従来の鉛筆との違いが摩擦係数と摩擦量で表記されていました。
こちらが袋から取り出した状態のマークシートセットです。
携帯用シースはちょっと大きめ。
裏面には特に何も記載されていませんでした。
受験準備のチェックポイントは、なんだか時代を感じさせます。
そしてその裏側には入試当日のチェックリストもありました。
なんだか受験当時が懐かしいです。
ただこのチェックリスト、かなり昔から変わっていないのか電話代の10円玉を用意やテレホンカードの用意等、今では通じないかもということも書かれていました。
それにしてもテレホンカード・・・、懐かしい。
こちらがマークシート用鉛筆とマークシート用消しゴムです。
鉛筆は単体購入の場合は1本100円。
ポケットシャープナーは真四角に近い形で、意外と大きい印象があります。
ポケットシャープナーのせいでケースが膨らんでしまい、少々バランスが悪いかもしれません。
鉛筆についているキャップは透明で丸く、いたって普通のものでした。
透明なので鉛筆がきちんと削られているか一目で確認が可能な所が良いですね。
MONOマークシート用鉛筆セット
こちらがMONOでおなじみのトンボ鉛筆のマークシート用鉛筆セットです。
セット内容はuniのマークシートセットとほぼ一緒です。
裏面の記載はかなりあっさりした感じ。
透明ペンケースはサイズがuniより小さめで、じゃまになりにくいかもしれません。
透明ペンケースの中にある台紙の裏面には「受験本番、必勝の法則」と書かれています。
鉛筆を削ることもリラックスにつながります、と書かれているのがニクいですね。
透明ペンケースから取り出してみました。
MONOの消しゴムはおなじみのもので、特にマークシート用消しゴムという表記はありません。
鉛筆にはMONOのロゴとmark sheetの表記がありました。
鉛筆削りはuniよりも平べったい感じで、ペンケースの中にいれてもゴロゴロしないようになっています。
持ち運ぶならこちらの方が邪魔になりませんね。
MONOの鉛筆キャップは形状が通常のものとちょっと違います。
写真ではわかりにくいのですが、キャップにはねのような部分が1箇所あり、転がらないようになっているのです。
これはちょっといいかも。
キャップをしても芯の部分が見えるのはuniと一緒ですね。
キャップについている羽のおかげでキャップをしておけば机から鉛筆が転がり落ちることはなさそうです。
塗り心地と消し心地は?
と、ここまで長々とご案内してきましたが一番肝心なのはマークシートへの塗り心地と消し心地ですよね。
実際にマークシートを塗って見た写真も撮影してみたのですが、はっきり言って違いはありませんでした。
マークシートへ塗った時の塗り心地ですが、これはMONOの方が引っかかりが少なく、スムーズに感じます。
uniの方も普通の鉛筆よりはかなりスムーズに塗ることができましたけど、今回ご紹介したこの2本を比べるとMONOの塗り心地の方がさぴこと子供としては好みでした。
どちらも通常の鉛筆と比べると明らかに早くマークシートを塗ることができ、消し残りがありません。
塗り心地は好みもあるのでどちらが優れているとはいえませんが、MONOの方が若干なめらかに塗れるように感じました。
同梱されている消しゴムの消し心地についてはuniのマークシート用消しゴムに期待していたのですが、こちらは期待したほどではありませんでした。
しかもこの消しゴムは非常に取り出しにくいので、試験等で使われる際には持っていく前に必ずパッケージから出した状態にしておいた方がいいです。
MONO鉛筆が通常のMONO消しゴムでもあっという間にキレイに消えていたので、uniの鉛筆を消してみたのですが、uniのマークシート用消しゴムよりキレイに消えていましたので、消しゴムはやはりMONOですね。
子供のおすすめはMONO
実際に子供に両方の鉛筆でマークシートを塗らせてみて1つ選ぶならどちらかと聞いて見ました。
子供が選んだのはMONO。
実はこのマークシート用鉛筆セットを購入するときから子供のMONOがいいといっていたのでした。
さぴこは書きやすい鉛筆といえば三菱鉛筆のハイユニのイメージがあったので、uni推しだったのですけど・・・。
ハイユニといえば高級鉛筆でお値段も1本150円近くします。
1本あたり100円のマークシート用uniとのお値段の差から考えると仕方がないのかもしれませんが、消しやすさはともかく塗ったときの滑らかさはマークシート用uniよりもハイユニの方が上だったのですよね。
なので期待したほどではなかったというのが正直なところです。
ただハイユニより消しやすい鉛筆であることはたしかなので、この辺がマークシート用ならではの仕様なのでしょう。
マークシート用鉛筆は芯が減りにくい
どちらのマークシート用鉛筆にも言えることなのですが、この鉛筆は芯がとても減りにくいのです。
おそらく試験終了までに1本芯を削らなくても十分間に合うほど。
鉛筆削りが入っていますけど試験会場で使用することはないと思います。
鉛筆3本あれば予備としても十分すぎるセットです。
マークシート用とありますがもちろん普通の鉛筆としても使用できますから、消しあとを残りにくくしたい場合や鉛筆が削りにくい場所で使う場合などはマークシート用の鉛筆もいいかもしれませんね。
まあ、大人はシャープペンシルを使うことが多いのかもしれませんけど。
そういえばマークシート用のシャープペンシルもコクヨとぺんてるから発売されているようですね。

コクヨ シャープペン マークシート 最適セット 1.3mm PS-SMP101D
- 出版社/メーカー: コクヨ(KOKUYO)
- 発売日: 2013/09/11
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログ (3件) を見る
大人ならこちらの方が便利かもしれません。
キャップの仕様はMONOの圧勝
今回試したどちらの鉛筆もマークシートに適したものであるのは間違いないのですが、マークシート用鉛筆セットとして考えるとキャップの形状が落ちにくい工夫がされているMONOに軍配が上がります。
テスト中にキャップや鉛筆が机から落ちてしまうと動揺しちゃいますよね。
鉛筆削りとケースもMONOの方がコンパクトで、試験会場にそのまま持っていくことを考えるとやはりMONOの方を選んでしまいます。
好みもあると思いますが、消しゴムの消えやすさも含めてマークシートセットとして考えるとおすすめはMONOになるのかなと。
uniのマークシート用鉛筆は単体で購入するのがおすすめかもしれません。
こちらだとキャップにはねが付いていて転がらない仕様になっているんです。
なぜuniのマークシートセットにこのキャップを採用しなかったのか少々疑問が残りますけど。
おわりに
今回ご紹介した2つのマークシートセットはどちらも価格帯は同じです。

トンボ鉛筆 鉛筆 MONO モノマークシート用セット HB MA-PLMKN
- 出版社/メーカー: トンボ(Tombow)
- 発売日: 2015/09/16
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
受験生にちょっとしたプレゼントで渡すにはぴったりのセットですね。
資格試験用にもおすすめできるマークシートセット、もし購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは!!