札幌市内はどこもかしこも再開発ラッシュです。
JR札幌駅周辺は昨年に続き今年も複合ビルもどんどん閉鎖され、札幌に住んでいるものとしては不便なことが多くなりました。
すすきのから大通公園周辺はココノススキノやモユク札幌を始めとしたすでに建築済みのビルもありますが、4丁目プラザ跡地のビルは来年完成です。
隣のピヴォの跡地も建設が始まったようですので、ここ数年でまた風景が大きく変わりそうです。
札幌の夏の音楽イベントといえばPMF。
中島公園を散歩すると楽器をもった方々とすれ違うことが多くなる時期でもあります。
そんなPMFののぼりの置くに見える丸井今井の建物にも再開発の波がやってきそうという驚くべきニュースが先日ありました。
札幌市民にとっては「丸井さん」でおなじみの丸井今井札幌本店。
大通公園に面した大通館と南1条に面した一条館に分かれています。
こちらの一条館は大正時代に建てられた1926年竣工で、2年後にはなんと築100年を迎えます。
この建物は2009年に経済産業省の近代化産業遺産に登録されているのですよ。
ちなみに大通館もそろそろ築50年になるはず。
どちらも古い建物なので再開発の話がいつ出てもおかしくはない状況だったのですが、現在丸井今井は三越伊勢丹ホールディングスの連結子会社となっており、札幌三越と丸井今井札幌本店についての再開発を検討しているとのニュースが出ているのです。
おそらくどちらかの立地に新しい複合店舗を着工し、建設中はにどちらかの店舗へ集約して営業を続けることになるのかと思います。
でも一番心配なのが丸井今井という名前がなくなってしまうことになるのではないかということ。
そして古い建築物である丸井今井一条館がどうなってしまうのか、とても気になります。
それにしても札幌市内はここ数年で古い建物が本当に減りました。
北海道立近代美術館も移転新築や建て替えが検討されています。
古い建築物は壊してしまえばもう元に戻すことはできませんから、歴史的な価値があるものについては可能な限り保存してもらいたいと思わずにいられないさぴこなのでした。
それでは!!