北の大地は曇りの日が多かったのですが、やっと晴れ間の時間も多くなってきました。そして晴れ間とともにやってきたのがこのありがたくない方々、アリです。あ、狙ったわけじゃないんです。すいません。
お向かいのお宅には大きなアリの巣が3つ、アリの巣があるのはご存じのようでご自宅の回りにはアリ除けの粉がまかれていますが巣はそのまま放置されています。
先日うちのダンナがしびれを切らし、ヤカンにぐつぐつと熱湯を沸かしてお向かい宅のアリの巣退治をしたのですが、またどこか近くに巣を作ったようで我が家にもやってくるようになったのです。
熱湯で巣を撃退してもだめですね。完全には根絶するのは難しいみたいです。熱湯よりはアリの巣の穴をめがけてアリアースを噴射した方がまだ効いた気がします。
アリ駆除用品を選ぶ
とりあえずアリ駆除対策として以下のものを購入。
アリ駆除は毎年のことながら痛い出費です。 巣が一つなくなってもどこからかやってくるアリの生命力の強さ!
昨年まではアリメツではなくてこちらを使っていました。
このスーパー愛の巣コロリ、本当によく効きます。
じっと観察していると薬剤をせっせと巣に持ち帰っているのか、一生懸命アリたちが黄色い物体を運んでいたし。
ちなみにスーパーアリの巣コロリの前には下記のアリ用コンバットを試してみたのですが、我が家のアリたちには全く効果がありませんでした。
KINCHO コンバット 蟻用駆除剤? 6個入 アリの巣退治
- 出版社/メーカー: 大日本除虫菊
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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そんなに効いたのならなんではじめからスーパーアリの巣コロリにしないの?と思われるかもしれません。
スーパーアリの巣コロリにしなかった理由は、いろいろな場所からアリが出現するので複数置きたかったのにスーパーアリの巣コロリはたった2つしか入っていないからです。
できればアリ対策にムダなお金をかけたくないですよね。
今回アリ駆除に使用したアリメツは液体状になっていて、1本で20回も使用できるのです。
アリメツなら容器があれば分けることによって何か所でも置けるので、今回はこのアリメツをためしてみることにしました。
ちなみに容器は専用のものでなくても大丈夫です。
ただアリが来やすいようにあまり段差のないトレイのようなものが望ましいと思います。
恐るべしアリメツパワー
とりあえずアリの通り道に設置した「アリメツ」。設置後まもなくこの通り。
15分も経たないうちにケースの中には大量のアリがっ!!
いったいどこから出てきてるの~???このアリを呼び寄せる力はスーパーアリの巣コロリを大幅に上回ります。
(あまり見ていて気持ちの良いものではないのでうっすらと見える写真にしましたが、緑色の容器の奥に見える黒っぽいものはすべてアリです)
飛び出てくるアリもいたので、アリメツの容器の回りはミントの香りのするスプレーをしておきました。そうしたらアリメツの容器から巣へ持ち帰るルート以外に飛び出るアリもいなくなって、すごい勢いでアリが登ったり下りたり。
今日の朝2匹見かけただけのアリは、おそらく百匹以上どこかに潜んでいる仲間を代表して偵察にきていたわけです。
外に設置した方はあまりにもグロテスクなので写真を載せませんが、蜜の中で溺死しているものが多数。
これじゃあ巣には帰れないので巣ごと全滅は難しいのかもしれないので、場所によってはスーパーアリの巣コロリの方がいいかもしれません。
家の周りのアリ対策
家の中のアリはアリメツにお願いして、とりあえずこれ以上家の中にアリを入り込ませないように粉末のアリアトールをまきました。
来年もアリが来るのを見越して容量が多い方を購入しましたが、とりあえずなら小さいでもよかったかも。
このアリアトール、薬剤色が黄土色なんですけどちょっと目立つんですよね。
それでもアリが室内に入ってくるよりはずっといいですから家の周りを一周ぐるっと、薬剤を散布しました。
家の周りが少々薄汚れた感じになるので、景観が気になる方にはあまりお勧めはできませんけど。
他にアリメツをおいていない場所で見つけたアリは、とりあえずスプレー式のアリアースで駆除。
アリアースも一定期間はアリを寄せ付けない効果があるようですので、これでとりあえず様子を見ることに。
で、アリメツの効果は?
アリを観察していたら気が付くと1時間くらい経過していてびっくりしてしまいました。
なんという時間の無駄遣い。
アリメツを設置から1時間後、アリが2、3匹しかいなくなったのでどうしたのかと容器を見てみたら、蜜がない!!
容器の中に液体はまったくありませんでした。
あんなに水面張力でこんもりするほど入れたのにものの1時間で空っぽとは、どれだけ多数のアリがいたのしょう。
とりあえず容器にアリメツを追加して5分ほど経過したら、またワラワラとアリがやってきました。
どうしてアリはわかるんだろうか?
それにしてもすごい吸引力です。
またケースの中にはアリがいっぱい。でも心なしかアリのおしりの方が大きくなっているような。と、ここで外出しなければならない時間に。
戻ってくるのは3時間後、アリメツをおいてから4時間~12時間で効果がでてくるとのことなので、ほんの少し期待して帰ってきました。
すごいです。本当にすごい。
あんなにうじゃうじゃいたアリが1匹も出てこない。
その後1日様子を見ましたが1匹も出てきませんでした。
アリメツをきちんとアリの通り道にさえ置くことができたら、もうアリ駆除の成功は間違いなし。(ただしアリの種類によっては効かない可能性もあります)
ただし駆除時に卵があるとその卵が孵化したときにアリが発生するらしいので、もうしばらくはアリメツを置いておこうと思っています。
アリメツを使用する際のポイント
アリメツを使用する上で効果的なポイントをまとめてみました。
- アリの通り道、できればアリの逃げ道がないような場所に置く
- アリメツが濡れない場所に置く
- 大量のアリが突然こなくなったらアリメツの量を確認する
- アリメツによってこないようであれば効かない種類の可能性あり
- アリがいなくなっても卵対策でアリメツをしばらくは置いておく
こんな感じでしょうか。他にポイントがあるよという方がいらっしゃったら教えていただけると非常に助かります。
毎年のアリ駆除費用を考える
毎年格闘しているアリ達との死闘。これまで毎年4000円くらいアリ駆除費用が掛かっています。
いろいろ試した年はもっとかかったときもあるかもしれません。
本当にアリ駆除は不要な出費で、こんなことに毎年毎年お金を使うくらいなら本でも買いたいところです。
今のところアリ駆除で一番コストパフォーマンスがいいのは断然「アリメツ」です。
今度はケース無しのこちらを購入予定しています。
おそらくスーパーアリの巣コロリのケースにアリメツの液体を入れても使用できると思います。
来年からはアリメツとアリアトールだけで大丈夫そうですが、念のためのことを考えると外用にスーパーアリの巣コロリも必要かもしれません。
アリ駆除は毎年のことなので、少しでもコストを下げたいですからアリメツだけで完結してくれると一番ありがたいです。
さて、アリと無縁の生活を送られている方には全くためにもならないブログになってしまいましたが、そんなときは「アリって大変なのね。うちは出なくてよかったわ」と思っていただけると幸いです。
そして同じようにアリに悩む方、あきらめず一緒にアリと闘っていきましょう!
追記
はてなブックマークのコメントで教えていただいたのですが、アリメツを置いたのにアリが近寄ってくれない、と言うときは鰹節をかけるといいそうです。
※我が家ではそのままで集まってきたので試していませんけど、知人におすすめしたところ「かつおぶしパワーはすごい!」とのことでした。
アリは雑食性なのでタンパク質を好むタイプもいるということでしょうかね。
アリメツのその後はこちらからどうぞ
*2017年7月追記
殺人アリとして恐れられている「ヒアリ」という外来種のアリが日本でも発見されています。
「ヒアリ」も現在アリ駆除に使われているものと同じ薬剤が有効ということなので、アリメツも「ヒアリ」にも効果があるようです。
誘引性の部分は不透明ではありますが、ヒアリが発見された地域のお近くにお住まいの方でヒアリが心配な方には、コスト的にも抑えられ長期的に使えるアリメツが最適なのではないでしょうか。