来年新入学のお子様がいらっしゃる方はそろそろランドセルを探し始めるシーズンでしょうか。
さぴこも4年前の今くらいにランドセルの注文をしたことを思い出します。
というわけで今日はランドセルについてちょっとお話してみることにしました。
北海道のランドセル事情
そういえば北海道ではランドセルを6年間使わないといわれているそうですが、子供の通う小学校は卒業まで6年間ランドセルを利用している子がほとんどです。
学校や地域によっても違いがあるのかもしれません。
ダンナの通った小学校はランドセルの子は転校生以外いないというくらいだったそうで、ランドセルは使っていなかったそうですから。
そういえば子供と同じクラスの子で入学時にランドセルではないカバンを使っていた子がいたのですが、みんながランドセルなので入学後しばらくしてからランドセルを購入していました。
やはり周りにあわせるというケースが多いのでしょう。
子供の登下校時に見かける同じ学校の高学年の生徒、特に6年生にもなるとランドセルが小さく見えるのですけど、それがまた成長を感じますね。
ちなみにさぴこも6年間ランドセルを使用していました。
ランドセル、どこで買う?
子供のランドセルを検討しはじめた時、北海道ではランドセルの販売展示会がほとんどなく、イオンやイトーヨーカドー、デパートかニトリなどでしかランドセルの実物を見て購入できませんでした。
その当時周りのママ友でランドセルの前評判が高かったのは土屋鞄。
人気の色はすぐに受付が終了していまうということと、北海道では実物を見ることが難しく、実際に子供が背負った感じがわからないということもあって、結局はお店で子供の一緒に選んだ人が多かったです。
クラリーノにするか牛革にするか、馬革コードバンにするか等いろいろ悩むことが多いランドセル。
さぴこは土屋鞄をはじめとした工房系と言われるランドセルを扱う鞄店のサイトを探して、革見本をいただいて検討することにしました。
当時検討したのは土屋鞄以外ですと萬勇鞄、大峽製鞄、池田屋、ナガエ、中村鞄製作所等で、まだ他にもカタログを取り寄せたところがあったはず。
工房系の場合は革見本をいただけるところがほとんどで、それを見るだけでも楽しかったです。
当時絶対工房系のランドセルにするという気もなく、イオンやイトーヨーカードならあまり急がなくてもいいけれど工房系は早くカタログ請求しないと購入できなくなるよと当時のママ友に言われたからでした。
子供が選んだのは松山カバンのコードバン
ランドセルって基本的に同じような形や色なので、子供に選ばせるといっても決め手になるものがなかなかなかったりします。
実物がたくさんあって選ぶのであれば背負った感じの違い等で判断できるのでしょうけれど、カタログだけではそれもわからないですからね。
というわけで子供には革見本を渡し、どの手触りがいいかを選んでもらうことに。
同じ牛革やコードパン、クラリーノでも工房によって手触りに違いがあるので、子供も楽しそうに選んでくれましたが、その中で絶対にこれ!といったのは愛知県春日井市の松山カバンのコードバン艶あり赤の革見本でした。
さぴこが当時に見たサイトはこちらで、なかなかクラシックなページでしたけどなんだか手作りのあたたかみを感じられたのです。
購入時から2度ほど値上げがあったようですが、当時はコードバンのランドセルでもオプションと消費税を入れても5万円ちょっとでしたので、他店の牛革やクラリーノのランドセルとそれほど違いがなかったのです。
今はリーズナブルな松山カバンでもコードバンは6万円を超えてしまったようですが、他のお店よりお安いのは変わっていませんね。
4年目のランドセル
さぴこの子供はあまりものを大切に使ってくれないタイプなんです。
さぴこは6年間ランドセルにも傷がほとんどないような使い方をしていたのですが、子供は柔らかい牛革が使われた部分が傷だらけになっています。
それなのに一番表面積が大きく傷がつきやすいはずのかぶせの部分、コードバンの部分には傷がないんですよ。
1年生の入学時に配布された黄色いランドセルカバーは壊れるまで使っていましたが、その後はランドセルカバー等を一切していなかったので雨にも雪にもたくさん濡れてきたはずのランドセルですが、家に帰ってから布で水分を拭く以外のお手入れはしていないのですけどまだピカピカに光っています。
表面の手触りもツルツル。
こんなに手荒に扱われても大きな傷は1つもないのはさすがコードバンです。
松山カバンさんでよかった
入学前の子供にとって重たいカバンはどうなのだろうと、注文前子供に軽いランドセルを背負わせるためにイオンやイトーヨーカドーにも行きました。
何も入っていないランドセルが重かったら、これに教科書やノートを入れて歩いた時には大変だろうなと思ったのです。
それでも子供の意志は固く、絶対にツルツルピカピカの赤いやつがいいといったので松山カバンさんにお願いすることに決めました。
当時ファックスで注文したのですが、松山カバンさんから折り返し電話があり、北海道は遠いので見に来てもらうことができないが大丈夫かということと、事前にランドセル本体の見本を送ることも可能ですよというお話をしてくださったのです。
もうこの時点で松山カバンさん以外のところにお願いするつもりもなくなっていたので、子供がどうしてもこの革のランドセルがいいといっているのでお願いしますと注文したのでした。
派手さもなく、今時の流行りのランドセルとは少々違うクラシックなタイプのランドセルですが、それが子供には逆に魅力的に感じたようです。
子供が当時大好きだった「コラショのランドセルだ!」、といってランドセルが到着したときにはとてもよろこんでいたのが今では懐かしいですよ。
*進研ゼミのチャレンジ低学年向けキャラクターのコラショは赤いランドセルの妖精なんです
今でも自分のランドセルを気に入っている子供を見て、松山カバンさんにお願いしてよかったなと思っています。
年々早くなるラン活
ここ数年でどんどんランドセル活動、通称ラン活の開始が早くなっているそうです。
4年前の時点でも土屋鞄さんなんて受付開始日はサイトになかなか繋がらないほどの人気だったそうなので、今はどうなっているのか想像もつきません。
親や祖父母が主体になってしまいがちのラン活ですが、結局は使う子供が気に入ればなんでもいいのかな、というのが正直なところです。
完璧なランドセルなんてないですし、どれを選んでも必ず一長一短ありますから、実際に使う子供が気に入ればそれでいいのですよね。
コードバンは丈夫だけど重いから、クラリーノは軽いけど劣化が早いから等、いろいろ悩むポイントはあるかもしれませんけど、子供が気に入ってくれたらきっとずっと使ってくれますもの。
もしコードバンのランドセルをお探しの方、松山カバンさんから革サンプルをお取り寄せされることをおすすめしますよ!
おわりに
ランドセルを選んでいたのがつい先日のことのように感じるというのに、もう子供は4年生になっちゃいました。
ランドセル自体ここ数年でかなり値上がりをしているようで、先ほどちょっといろんなサイトを見てびっくり!
子供の数もどんどん減って来ているので、ランドセルの出荷数は減っているのでしょうから、これからも値上がり傾向は続くのかもしれませんね。
それでは!!