さぴこは図書館で読み聞かせのボランティアをしています。
子供達に読み聞かせをする時、いつもどんな本を読もうか悩むので自分のメモを兼ねて絵本の話を書くことにしました。
今日は秋の読み聞かせで読んだことのある絵本を集めてみましたので、お子さんと絵本を読む機会があれば参考にしていただけると嬉しいです。
1. いそがしいよる
いそがしいよる―ばばばあちゃんのおはなし こどものとも傑作集
さとうわきこさんの「いそがしいよる」です。
子供も私も大好きなばばばあちゃんシリーズの記念すべき1作目!
星空が素敵な夜、家にいてはもったいないと外ですごすことにしたばばばあちゃん。
今日は寒かった北海道、きっと今時期じゃないと外で夜は過ごせないなぁ、と思います。
本州なら9月下旬から10月くらいの気候の頃でしょうかね。
とっても面白いお話です。
いそがしいよる―ばばばあちゃんのおはなし こどものとも傑作集
- 作者: さとうわきこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/09/15
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
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2. 14ひきのひっこし
いわむらかずおさんの「14ひきのひっこし」です。
14ひきのシリーズといえばかなり有名な絵本ですが、この14ひきのひっこしの1冊目がこの「14ひきのひっこし」で、これからはじまる14ひきの暮らしのプロローグのような内容になっています。
秋の景色が美しく描かれていてとっても素敵です。
そして家族の絆を強く感じることができます。
3. かき
この絵本はただの絵本ではありません。
なんと干し柿の作り方や柿の渋抜きのいろいろな方法、柿の炒め物や、サンドイッチなど柿料理と、柿の葉茶の作り方まで出ているのです。
とってもいい本なのですが絶版になっているのがとても残念。
図書館などで見つけたらぜひ読んでみてください。
4. どんぐりかいぎ
少し長い本なので年長さんから小学校低学年のお子さんにおすすめのこの本。
公文の国語をされているお子さんなら教材の中で出てきますのでご存知かもしれませんね。
どんぐりと動物達の共生について書かれているのですが、子供にもわかりやすく表現されています。
どんぐりの木達が自分たちが生き残るためににはどうしたらいいか、悩みながら会議をする描写にどんどん引き込まれてしまいますよ。
どんぐり拾いをする前に読むと、どんぐりの木を見ながら子供達はいろいろと考えるみたいです。
5. もりいちばんのおともだち
小さいものがすきな大きなクマさんと、大きいものがすきな小さなヤマネくんのお話です。
ふくざわゆみこさんの絵本は物語も素敵ですが絵も本当に素敵。
この絵本もとても丁寧に書かれていて、隅々までじっくり見ないともったいない!
このおおきなクマさんとちいさなヤマネくんシリーズは他に3冊出版されていますが、どれも子供に人気です。
6. だんまりこおろぎ
鮮やかで楽しい絵本が多いエリックカールの「だんまりこおろぎ」です。
この本は小さい頃から楽しめる本でちょっとした仕掛けがあり、読み聞かせよりも親子で楽しみながら読んだ方がいいかもしれません。
いろんな人に話しかけられても返事をすることができないこおろぎ。
そんなこおろぎ応援しながら読み進めると、最後にはサプライズがありますよ。
今出来なくたって時期が来たらできるよ、大丈夫だよ、というメッセージを感じます。
7. 14ひきのおつきみ
今年の十五夜は9月15日。
もうすぐお月見ですので、この本はいかがでしょう。
こちらも14ひきシリーズ、「14ひきのおつきみ」です。
一生懸命お月見の準備をする14匹のお話をみながらお月見をするのもいいかもしれませんね。
お月見の絵本は他にもたくさんありますが、やっぱりこの本が一番すきです。
8. だってだってのおばあさん
9月19日は敬老の日ですので、それにちなんでおばあちゃんの絵本をセレクトしてみました。
佐野洋子さんの「だってだってのおばあさん」です。
佐野洋子さんはエッセイだけでなく数々の名作絵本も出版されていますが、どれも大好き。
「だって98さいだもの」が口癖のおばあさんの誕生日のろうそくが5本しかなく5歳になってしまったおばあさん。
年齢を言い訳にしちゃいけないな、と自分でも思いながら読んでしまいます。
大人が読んでも面白い絵本ですので、子供だけじゃなく老人が集まる敬老会などで読んでもいいかもしれませんね。
9. うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん
うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん (3才からのうさこちゃんの絵本セット1) (ブルーナのゆかいななかま)
敬老の日にちなんでもう一冊。
先ほどの「だってだってのおばあさん」はちょっと大きい子向けなので、小さな子供が楽しめるようなもので選んでみました。
うちの子供も大好きだった「うさこちゃん」シリーズの中から、「うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん」です。
おじいちゃんとおばあちゃんと一緒に楽しそうにしているうさこちゃんの姿は、おじいちゃんとおばあちゃんにかわいがってもらっている自分の姿に見えるのではないでしょうか。
うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん (ブルーナの絵本)
- 作者: ディック・ブルーナ,Dick Bruna,松岡享子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1993/04/20
- メディア: 単行本
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10. ぐりとぐらとすみれちゃん
ぐりとぐらとすみれちゃん (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)
みなさんおなじみの「ぐりとぐら」シリーズの絵本、「ぐりとぐらとすみれちゃん」です。
ぐりとぐらといえばあの美味しそうなカステラとか、食べ物の描写がとっても印象に残りますが、こちらはかぼちゃのお料理のお話。
かぼちゃ嫌いな子でも絵本をみたらかぼちゃが食べたくなっちゃうかも。
ぐりとぐらの世界に出てきた等身大の女の子すみれちゃん。
このすみれちゃんにはモデルがいるのです。
このお話については以下のリンクに詳しく書かれています。
福音館 こどものとも50周年記念ブログ powered by ココログ: 1通の手紙から―『ぐりとぐらとすみれちゃん』のこと 井上博子
きっとすみれちゃんは絵本の中で楽しく過ごしていることでしょう。
とっても素敵で、とっても美味しそうなお話です。
ぐりとぐらとすみれちゃん (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)
- 作者: なかがわりえこ,やまわきゆりこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2003/10/10
- メディア: 単行本
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おわりに
あれ?これがないなあという絵本もあるかもしれませんね。
秋はお月見、実りの秋、食欲の秋、敬老の日などいろいろありますから、それに関する絵本もたくさんあります。
さぴこが選んだ10冊の絵本ですが、お気に入りの秋の絵本があったらぜひ読んでみてください。
今日の札幌は寒いです
今日は寒い!
本当に寒い札幌です。
日中でも窓を開けられないくらいでした。
今日からさっぽろオータムフェストが開催されたので行こうと思っていたのですが、あいにくの天気で断念してしまいました。
近々行く予定ですがこのオータムフェスとで残念なことも。
楽しみにしていた帯広のインデアンのカレーが台風による災害で出店中止となってしまいました。
今回の北海道の被害、おそらく道外ではあまり報道されていないのだと思いますが本当にひどいのです。
道路や他の交通機関も一部寸断されています。
北の食料庫ともいえる十勝地方は大打撃を負いました。
一日も早く復旧してくれることを心から祈っています。