ぶどうといえばいろんな種類がありますが、今だとシャインマスカットとかナガノパープル、巨峰なんかを思い出す方が多いのではないでしょう。
北海道民で今スーパーで見かけるのはキャンベルやナイヤガラが多いですが、これらのぶどうの産地である仁木や余市でしか採れない貴重なぶどうをご存知ですか。
その名も旅路、別名紅塩谷というぶどうです。
小樽市塩谷で発見されたぶどう『旅路』
広い北海道内でも今では余市と仁木でしか栽培されていないとされるこの『旅路』。
元々は小樽市の塩谷という場所で見つかったぶどうということで『紅塩谷』と呼ばれていました。
それがなぜ『旅路』と呼ばれるようになったのか正確にはわかりませんが、塩谷を舞台にしたNHKの朝ドラの名前が『旅路』だったからという説が有力です。
この旅路というNHKの朝ドラが放送されていたのがかなり昔のことなので、さすがにみたことはありませんけど。
旅路の特徴はグズベリのような縞模様
旅路が他のぶどうと違うのはこの粒の見た目。
グズベリ(セイヨウスグリ)のような縞模様が入っているのです。
この模様はすべての実にあるわけではないのですが、1房の中のどこかにシマシマの実があります。
縞模様がなければデラウェアの粒が巨大化したぶどうのようにも見えなくないですけどね。
種無しぶどうにしたらこの模様がついたとか。
でもたまーに1つ2つ種ありの実もあったりするんですよね。
甘みが強くておいしい
この旅路、全国のぶどう好きの方々でも食べたことのある方はかなり限定されると思います。
産地が限定されているのでほぼ北海道外の方にお目にかかる機会がないという貴重なぶどうなのです。
しかもお店でもあまり販売されていないので、ぶどうの旬の時期に余市や仁木へ行かれる機会がないとなかなか出会えない!
そのお味、マスカットのような甘さとは違うのですが程よい酸味がある甘みが口いっぱいに広がります。
しかも種無しなのでとっても食べやすい!
そして香りがとってもいい香りなんです。
この旅路はワインになって販売もされていますよ。
残念ながら旅路のワインはまだ飲んだことがないのですけど、きっとおいしいと思います。
おわりに
北海道はそろそろ秋の味覚も終わりに近づいています。
今日は北海道内で初雪が降ったところもあったとか。
札幌も明日からは寒くなりそうで、冬の足音が聞こえてきそうです。
残り少ない北海道の秋を楽しまないと!
それでは!!