子供の夏休みも終わり、それまで慌ただしかった日常も9月に入ってずいぶんと平和になりました。
忙しい時にはあまり考えないのですが、自分だけの自由な時間ができるといろいろなことを考えてしまいます。
今の私
今、私は定職をもたない専業主婦です。
45歳という歳にしては専業主婦歴半年ほどの若輩者なのですけれども。
たまにお仕事を手伝うこともありますが、基本的には無収入。
ニートともいえるかな?
子供は小学校低学年、親は要支援の認定を受けた老人で、今は2人のサポートをすることが1番の仕事です。
25歳で結婚し、長いこと兼業主婦生活をしてきたためか、専業主婦という生活になんだか落ち着かない時があります。
仕事は嫌いじゃありません
就職してからというもの、疲れるし大変な事もたくさんありましたが、仕事が嫌いになったことはありません。
上司との人間関係で会社が嫌になることはありましたけど、仕事で得られる達成感や気の合う仲間との関係は大好きでした。
仕事はどんなことでも最後まで責任を持ってやりたい。
逃げ道を作るのが苦手で、不器用な人間です。
人間頑張ればなんとかなるというような、意味がないとわかっている根性論であっても、どうしても身体に染み付いてしまっていて古い考えを通してしまいがち。
私の年代の同期入社の女性が結婚や出産でどんどん退社していっても、どこかで自分はなんとか両立できるだろうと思ってしまっていました。
でもできなかった。
そして今に至ります。
自分がなにをしたいのかわからなくなる
自分は結局、なにをしたらいいんだろう。
こんなことを繰り返し考える時があります。
今は昔のようにみんなが起きるずいぶん前に起きて食事の支度や洗濯や掃除をしなくても、急がないものは日中することができるし、前から勉強したいと思っていたことをできる時間もある。
ブログを始めてからは自分を見つめなおす機会もできて、今何をしたいのかをじっくりと考えてきたはずなのに。
なにが不満だというのか、自分でもわからないのですが、なんとなくもやもやとしたものが残るのです。
仕事をしていたころは今のような生活に憧れていたのに
子供がいて、家族のために丁寧に家事をこなす。
そんな生活を憧れていた自分が、今は仕事をしていないことへの不安感を持つ自分になってしまっています。
仕事と育児の一番大変な時期の両立を経て、今は一番穏やかな時間であるはずなのに、なぜこうもザワザワと波風を感じているのか、自分がわからなくなります。
子供が成長し、これからは親の介護も出てくるという今、たぶんこんなに時間があるのは今だけかもしれないというのに。
忙しい毎日に慣れすぎた?
私は昔からあまり家でのんびりとできないタイプです。
気が付いたらなにかをやっている、そんな感じ。
なので仕事を辞めてからはPTAや町内会、図書館ボランティア等、それまでできなかった活動に参加するようになりました。
ブログだって楽しく毎日続けられています。
でもなぜか、心に空いた隙間を埋められないのです。
なぜなんでしょう。
学生の頃はバイトに明け暮れた日々
就職の内定を頂いた後の大学4年生の秋からは1日連続13時間勤務を週6日というアルバイトをしていました。
今考えたら結構ブラックですね。
卒業に必要な単位は週に1日行けば大丈夫だったので、その日以外朝9時から夜10時すぎまで休憩なしで働いていました。
でも全く辛くなかったんです。
お店をまかせてもらえたり、自分を評価してもらえたことがうれしかった。
仕事が終わったら他のお店で働くバイト友達と一緒に近くの居酒屋かファミレスでご飯を食べたりカラオケに行って飲んだりする毎日。
5か月くらい続けました。
当時のバイト代、入社した会社の初任給よりかなり多かったんです。
入社1年目はバイトの頃の方が稼げていました。
頑張ることで認められる自分がいた
就職をしてからも仕事を頑張れば評価され、頑張ることで認められる会社員の日々をすごしてきました。
仕事はある程度がむしゃらに頑張って結果が出ると、人に頑張りを認めてもらうことができます。
もちろん頑張ってもダメなときもありますが、クサらずにコツコツ頑張っていけばそれを見てくれる人がいます。
困難な状況であっても認めてもらいたいと思う人がいるならば、その間だけでも仕事に全力投球できる環境が必要なときもあるのです。
でもそうなると一時的にでもワークライフバランスは成り立たないですね。
これは多分仕事に対する古い考えなのかもしれません。
もっと自然体で、力を抜いていても成果を出せる人もいます。
でも自分は不器用なので上手にできないのです。
私にはこれから先、仕事をフルパワーにできるタイミングを作れる可能性はゼロに等しい。
今後育児が楽になるにつれ、介護の苦労が増えていく可能性が高いからです。
そして、育児も介護も、頑張っても誰からもなかなか認めてはもらえませんし、そもそも頑張るという基準がどの程度なのかわからない。
日々のことを少しでも効率的にこなしていき、家族が快適に過ごせる時間を増やすことという目標はあっても、目で見える成果はないのです。
これまでは他人からの評価で作られていた偽物の自己評価を、本物の自己評価に変えるタイミングなのでしょう。
仕事も家事も育児も介護も
これからの女性に求められているものはあまりにも多すぎます。
でもいろんな人がいると思うのです。
家事は嫌いだけど仕事は好きな人。
外に仕事に出るよりも家事を丁寧にしたい人。
息抜きも出来ず、子供とずっと一緒にいることが苦痛に感じる人。
もっと子供との時間を持ちたいと願う人。
両親の面倒を見てあげたいと思う人。
両親のことを考えるのも嫌な人。
でも今の世の中で求められている女性の理想ロールモデルは、家事も育児も仕事も介護も、外部の手を借りながらも上手にこなしていく人なのでしょうね。
男の人も大変だ
最近はイクメンと呼ばれるお父さんも増えてきましたが、そういう若いお父さんが増えると同時に、イクメンになりたくてもなれないお父さんたちは辛くならないのかなと思うこともあります。
本来であればライフワークバランスを考え、家族のことも仕事のこともバランスを取っていかなければならないはずですが、残念ながら今の日本ではまだまだそうできる環境が少なく、限られているのが現実です。
ちゃんと両立させている人もいる、というのはもっともな話なのですけど、すべての人ができる環境にあるわけではないと思います。
そして両立できていない自分に引け目を感じる。
それって小さい子を抱える専業主婦のお母さんも一緒なのかなと思います。
仕事と家事を上手に両立できているお母さんもたくさんいますけど、近くに頼ることが出来る人が全くいない人、普通の子よりちょっとだけ身体が弱い子を持つ人や、自分の両親が高齢で面倒を見なければならない人、自分の体力的にどうしても両立が難しい人、きっといっぱいいらっしゃいますよね。
こうなればいい、ああなればいいという希望はあっても自分の力ではどうにもならないことって結構いっぱいあります。
男も、女も大変な世の中です。
ないものねだり
仕事をしていたころは家庭に憧れ、家庭に入ったら仕事に憧れる。
本当にないものねだりですね。
どちらも経験していて、どちらの大変さも大切さもわかっているのに。
どちらもいいとこ取りということができない。
自分は本当に不器用な人間だなと思います。
自分のことを自分で頑張っているねと認めてあげられない私。
多分、もともと自己肯定感がかなり低いんです。
自分を信じてあげられるように
いつもこんなことを考えているわけではないんですが、自由な時間ができると突然不安になることがあります。
このままでいいのかな。
さぼってないかな。
怠けてないかな。
傲慢にならずに謙虚にもなりすぎずに、頑張りすぎずにそして怠けすぎずに、いい歳の取り方をしていけるようになりたいものです。
他人の人生を生きて時間を無駄にするな
そうスピーチをしたスティーブ・ジョブズ。
そんな彼が産み出したiPhone。
ジョブズがいなければ今のようにスマートフォン一つでなんでもできる世の中はこなかったのかもしれないです。
実際の彼がどんな人であれ、やはり新しいものを作り出すということはすばらしいこと。
自分の人生を生きてきたひとだからこそなのでしょう。
そんなジョブズの死後、毎年9月に新しいiPhoneの発表と発売が行われるようになりました。
Appleのスペシャルイベント開催
9月7日、日本時間では明日の深夜2時から、Appleスペシャルイベントが行われます。
おそらくiPhone7の発表がされることでしょう。
ここ数年、スペシャルイベントの「one more thing」にガッカリ感が強く、今日のイベントでもあまり期待ができないかもしれません。
最近売り上げの低迷がささやかれるAppleですが、この発表会での「one more thing」への期待度の下がり方と同期しているのではないかと感じることも。
今回の事前情報ではあまり大きな目玉はなさそうですが、午前2時からのライブ中継を見ようと思っています。
なにかビックリするような「one more thing」があるとうれしいのですが。
今日も長文になってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。