クロネコヤマトさん、佐川急便さんに続き、日本郵便の「ゆうパック」の値上げも発表されました。
基本料金の値上げ幅は110円〜230円とかなり痛い金額です。
北海道の場合、北海道から九州まで荷物を送ろうとすると一番小さな60サイズでも1400円かかるのですが、これがさらに値上げとなるとちょっと躊躇してしまう金額になりそう。
定形外料金も今年値上げされましたし、格安で送ることができる手段がことごとく消えています。
ただし北海道、沖縄は送料がかかります
通販サイトを見ていても北海道外のお店は「XXXX円以上のお買い上げで送料無料!※ただし北海道、沖縄を除く」というところがとても多いです。
でも北海道のお店の場合は全国送料無料としているところが多いようですので、今回の宅配業者各社の値上げはかなり打撃になるのではないでしょうか。
法人契約は個人よりかなり安いとはいえ、これまでの金額からの値上げ分をどこかで補填する形になるでしょうから、結局は購入者へ跳ね返ってくるに違いありません。
今はなんでもネット通販で購入することが多くなりましたけど、送料が高額になったから実店舗で購入しようと思っても今や実店舗自体が縮小していて、結局はネット通販に頼るしかない状況です。
でもこれからのネット通販、送料の問題を考えるとこれまでのような右肩上がりにはならないような気もします。
アマゾンプライム会員の送料が気になる
アマゾンプライム会員がアマゾンでお買い物をする場合、今はまとめ買い専用アイテム以外は1品から無料で配達してもらえます。
先日もトイレ用芳香剤を購入しましたが、他に4つくらいの商品を一度に注文したのにもかかわらず、大きい箱に1つだけ入ってクロネコヤマトで到着していましたからね。
今後、ヤマトも日本郵便も値上げとなるとアマゾンもなにかしらの対策をしてくるのではないかと思います。
今までが異常だったのかもしれませんが。
人件費の高騰が理由ならしかたがないけれど
人手不足による人件費の高騰からくる値上げ、というのであればしかたがないとも思えますが、そもそもその値上げし多分が実際に配達をしてくれている方々のところへきちんと還元されるとは思えないのです。
ゆうパックは2015年にも値上げされたばかりですし、先の見通しをきちんとせずに回りが値上げしたから一緒に値上げしちゃえという感じに思えて仕方がありません。
企業の内部留保に回るだけの値上げは勘弁してもらいたい。
ちゃんと働き手に還元される世の中になってほしいと切に願います。
昔は北海道価格というものがあった
さぴこが小さな子供だったはるか昔は、北海道価格という本州よりもなんでも価格の高い時期もありました。
輸送コスト分がそのまま乗っかって定価が高くなっていたのです。
気がついたら今のように全国統一の価格になっていましたが、もしかしたらこれから先、また北海道価格が復活してしまうのではないかと心配になります。
北海道の場合、札幌のように集中している場所の問題というよりも、過疎地が中心部から離れたところに多数存在するということが問題なのでしょう。
どこに住んでも今はネットショッピングができれば大丈夫なんて思っていても、これから過疎地までの配達にはさらに高額な料金がかかるようになるかもしれないのですから。
おわりに
これからの通販業はおそらく物流拠点の整備が必須になるのでしょうね。
個人の小さなお店等はなかなか厳しい時代になりそうです。
メルカリやヤフオク等の個人間取引も今後の送料の高騰によっては急激に縮小する可能性がありますから、注意が必要かもしれません。
家の不用品でメルカリに出そうと思っていたものは早急に出すようにしようっと。
それでは!!