今年も残すところあと3日。
ダンナも今日から休みに入ったため我が家も今日から年末年始進行に入りました。
年末年始といえば帰省ラッシュがありますが、我が家の場合は帰省の必要がないため年末年始は自宅で過ごします。
帰省というとお土産にお菓子をなんていうことも多いですがそんな機会もないので、お土産のお菓子として選ばれることが多い北海道銘菓を色々買ってきました。
この1週間で購入したのは白い恋人、なまらバターバウム、ロイズのチョコなど。
どれも北海道銘菓としての知名度はかなり高いのですけど、子供にどうしても買って欲しいとせがまれて購入したもう一つのお菓子をご紹介します。
その名も『よいとまけ』。
かなり前にこのブログでも北海道限定定番お菓子の1つとしてご紹介したことがありました。
今日はもうちょっとだけ詳しくご紹介しちゃいます。
苫小牧の三星の代表的なお菓子『よいとまけ』
1953年に誕生したこの『よいとまけ』。
北海道苫小牧市の方で知らない方はおそらく0%だと思います。
苫小牧在住でなくとも、さぴこと同じくらいの年代の道産子ならきっとご存知のはず。
子供の頃親戚から何度もお土産に頂いたこともあったりと、さぴこにとっても馴染み深いお菓子の1つです。
さぴこが子供の頃は今ほどこういう北海道銘菓の種類がありませんでしたから、当時のことがとても印象に残っています。
これぞ苫小牧というお菓子を、ということで誕生した『よいとまけ』。
その名前の由来についてもパッケージに記載されています。
よいとまけに使われているハスカップジャムに使われているハスカップはもともと苫小牧で自生していたものということで苫小牧ではかなりメジャーですけど、今では地震の被害のあった厚真産のものが多いですね。
ただ、三星のハスカップは現在美唄産のものを使用しているそうですよ。
以前苫小牧に行った際に市民還元ハスカップジャムというのを購入しましたが、とても美味しかったです。
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そういえばハスカップジャムと言えるのは三星のものだけなんですって。
お菓子にオブラート?
よいとまけといえば食べたことがある方ならきっとまず思い浮かぶのはオブラートではないでしょうか。
オブラート、若い方ではご存知ない方もいらっしゃるかもしれないのでこちらを貼り付けておきますね。
昔は苦いお薬などを飲む際に上の写真のようなオブラートに包んで飲んでいましたが、今は袋型のオブラートや服薬ゼリーなんかも販売されるようになったのであまりピンとこないかもしれません。
今日ご紹介している『よいとまけ』というお菓子はひとことでいうとロールケーキなのですけれども、内側だけでなく外側にもベタベタとしたハスカップのジャムがたっぷりぬられているため、表面がベタベタしないようにこのオブラートで包まれているのです。
はるか昔、まだ子供だった頃はこのオブラートを外して食べるのか悩んだこともありましたけど、今ではパッケージにちゃんと
表面のオブラートはそのままお召し上がりいただけます。
という記載がされるようになりました。
そしてそれはよいとまけ本体の包装にも。
きっと初めてよいとまけを食べるというかたはこの記載がないとさぴこのようにオブラートを食べていいのか、剥がして食べなければならないのか悩んでしまうからなのでしょうね。
日本一食べづらいお菓子『よいとまけ』
よいとまけの表面のベタベタ加減、この写真で伝わりますでしょうか。
こちらは端っこなのですが、ベタベタのジャムがたっぷりと外側一面に塗られているのです。
そのためオブラートが巻かれているのですが、いつの頃からか1本そのままではなく食べやすいようにカットされて販売されるようになったため、そのカットされたところからはみ出たジャムが袋とくっついてしまってこんな悲劇が起こることも。
剥がれちゃうとせっかくのよいとまけがただのロールケーキになるので、袋は慎重に開けましょう。
カットタイプになって食べづらさが半減!
きれいに取り出せたらこんな感じです。
写真では見えにくいですけど、切れ目が入っているのでナイフがなくてもそのまま食べることができます。
こんなにきれいな断面が!
昔は上手に切ることができなくてオブラートの部分が剥がれてしまったり、オブラートがうまく切れなくて潰れてしまってきれいな断面にならなかったりしましたが、今はかなり食べやすくなりました。
昔はよいとまけのこんなきれいな断面を見ることは不可能に近かったです。
まあ手がベトベトしやすいのは変わりませんけどね。
最近あまり苫小牧へ行くこともないのですけど、三星の工場では美味しいパン屋和菓子も販売されていて、機会があればまた行ってみたいなと思います。
おわりに
今日ご紹介したお菓子屋さんの三星は作家の小林多喜二と縁があるのをご存知ですか?
三星の創業者は小林さんで小林多喜二の伯父さんなのです。
今では苫小牧では知らない人がいないほど有名な三星の発祥はなんと小樽。
いろんなドラマがあるお菓子屋さんでもあります。
札幌から苫小牧はそれほど遠いというイメージはないのですけど、何か用事がないとなかなか行かない場所でもあるので、久しぶりにマルトマ食堂のホッキカレーでも食べに苫小牧へ行ってこようかしら。
それでは!!