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さぴこの徒然草紙というか雑記帳

トイ・ストーリー4の感想〜不朽の名作にはなれないが傑作であることは間違いないでしょう

 

3連休2日目も朝から映画館の札幌シネマフロンティアへ行きました。

 

今日はトイ・ストーリー4。

 

トイ・ストーリーシリーズは子供もさぴこも大好きで、特にトイ・ストーリー3は何度観たかわかりません。

 

トイ・ストーリーシリーズは3で完結したと思っていたので、トイ・ストーリーの新作を観ることができるなんてと作品が発表された時はとっても嬉しかったです。

 

でも、冷静に考えるとトイストーリー3はあれだけ美しく完結しているというのに、その次の作品ってどうなのだろうと不安のようのものを感じ始めたのは公開直前。

 

そんな不安もありながら、ついにトイ・ストーリー4を観ることになったのでした。

 

ここから先はトイ・ストーリー4の感想となりますが、どうしてもネタバレを多数含んだ内容となってしまいますのでご注意ください。

 

トイ・ストーリー4の感想は賛否両論になるだろう

 

トイ・ストーリー4を観て一番最初に感じたのが、

 

「これは、日本では評価が分かれそうだな」

 

ということ。

 

今作品はウッディとバズとジェシーやいつものおもちゃたちがたくさん出てくるだろうと思って観に行った方にとっては、予想を裏切られる結果になります。

 

そして前作でアンディからウッディを託されたボニーがずっとウッディを大切にしてくれるであろうと信じていた人にとって辛い現実も…。

 

ラストの展開にどうしてあれほど大切にしていた仲間達と離れる選択をウッディがしてしまうことを受け入れることができないという人も多数いるだろうなと思いました。

 

ただ、トイ・ストーリー4を新しい作品として考えるのであれば、とても面白い映画なのです。

 

今回初めて登場したボニーが作ったフォーキーというおもちゃ。

 

そして性格が変わってしまったかのようなボーの存在。

 

この2点を高く評価できる人にとって、トイ・ストーリー4は傑作となることでしょう。

 

日本ではウッディとバズを全面にした広告

 

日本でのトイ・ストーリー4のポスターはウッディとバズが主役でした。

 

でも残念ながらトイ・ストーリー4の主役にバズは含まれません。

 

この作品での主役はウッディ、フォーキー、そしてボーなのです。

 

日本でのプロモーションではどうしても前作までの仲間達を引きずってしまっていたような気がしますが、新作はあくまでもウッディ、フォーキーそしてボーを全面に出すべきでした。

 

その方がこれまでとのギャップを感じることも少なかったような気がします。

 

特にこれまでのトイ・ストーリーへの思い入れが強かったが今作品を受け入れることに抵抗を感じる原因がこのギャップのように思えるのです。

 

フォーキーは愛されるキャラクター

 

ボニーが幼稚園で作ったおもちゃのフォーキー。

 

誰でも自分で作れてしまうようなフォーキーなのですが、それがまた良いのです。

 

自分で作ったおもちゃって、思い入れがありますよね。

 

それがとっても伝わります。

 

自分のことをゴミだと思っているフォーキーの面倒をみているウッディの姿は、これまでのトイ・ストーリーシリーズでの仲間思いのウッデイそのもの。

 

トイ・ストーリー4を観ると自分でもフォーキーを作ってみたくなってしまいますよ。

 

ボーと日本人の女性に対するイメージの違い

 

今回衝撃的な変化をしていたキャラクターがボーです。

 

1と2ではあんなキャラクターじゃなかったのに!という感じ。

 

しっかりと自立した女性となったボーの姿に一瞬戸惑ってしまいます。

 

なかなかまだ日本では受け入れられにくい状況かもしれないなと思う反面、これがボーとウッディとのラブストーリーだったら、また受け止められ方も大きく変化したかもしれないと思いました。

 

子供や仲間といるより恋人を選んだ、という展開の方が受け入れやすかったような…。

 

今回は子供や仲間といるより自由を選んだという印象になってしまったので、そこに納得がいかないという人は多い気がします。

 

ウッディは大切にしてもらえる存在であってほしかった

 

これまでアンディが大切にしてきたウッディはこれからも大切にされていくだろうと思わせた前作。

 

それが今作品で完全に否定されてしまいます。

 

こんなことなら前回アンディと一緒に大学へ行った方が良かったんじゃないかとか、いろいろ考える人もいたことでしょう。

 

さぴこもウッディは自分が子供のころに大切にしてきたおもちゃのような存在になっていたので、それを託したはずのボニーの扱いにちょっとだけショックを受けました。

 

そして、子供を持つ親の姿とちょっとだけ重ねてしまったり…。

 

小さい頃は親のことを大好きだと行ってくれた子供は、成長していくと親を必要としなくなっていき、やがて親としての役目を終える時がきます。

 

これまでは子供の面倒を見ることが自分の役目だと思っていた親が、自分の役目がなくなった時に自分のことを考える時間と自由を取り戻す、そんな姿と今回のウッディのラストの姿が重なってしまいました。

 

やっぱりウッディにはバズやジェシーやブルズアイと一緒にいて欲しかったなと思ってしまうのですけれども。

 

トイ・ストーリー4は傑作、しかし…

 

トイ・ストーリー4は1本の映画作品として評価するなら傑作に間違いありません。

 

その映像の美しさ、ストーリーの面白さ、どれも高評価を受けて当たり前の作品です。

 

でも、作品を見終った後に爽やかな気持ちになる作品かと問われると難しい。

 

考えさせられる作品ではあるけれども、なにも考えずに楽しめる作品ではないです。

 

トイ・ストーリーのこれまでの作品ように、最後に全員が

 

「ああ、みんなが幸せになってよかったね」

 

と思える終わり方ではありません。

 

今作品の場合、ラストシーンでウッディは本当にこれが幸せなのだろうかと思う人も多いと思います。

 

そういう点からも今作品は誰もが納得できる心に残る作品となるかと問われると残念ながら難しいかもしれません。

 

でも最後、もしあのままウッディが仲間達の元へ戻っていたとしたら、傑作にはならなかったかもしれないのです。

 

作品としての完成度を高めるためにはあのラストしかなかったのでしょう。

 

まあ、日本人は昔からある水戸黄門のような最後はめでたしめでたしで終わるストーリーが大好きですから、しかたがないのかも。

 

今作品は傑作には間違いないですが、少なくともハッピーエンド大好きな人が多い日本では誰からも愛される不朽の名作にはなれないかなと思いました。

 

次回作はあるのだろうか?

 

さて、トイ・ストーリー3の時にも次はもうないだろうと思っていて今回4が公開されましたから、次回作がとっても気になるところです。

 

といってもウッディはバズ達と離れてしまいましたし、もし次回作があるとしてもこれまでとは全く異なる世界観になってしまいますね。

 

さぴこの希望としては、最終的にウッディがアンディの手元に戻り、おもちゃとしてではなくアンディの子供時代の思い出がたくさん詰まった大切な宝物になって欲しかったのです。

 

でも今回の作品を観て、もうきっとアンディとウッディが出会うこともないのかなと思うとそれだけでちょっと悲しくなってしまいました。

 

もし次回作があるとするならば、やっぱりウッディはバズや仲間達と一緒にいて欲しいのでどこかでまたみんなと出会えるようなお話を希望します。

 

そして、できれば観終った後にモヤモヤすることなく、映画館の誰もがハッピーになれるハッピーエンドの作品になって欲しいです。

 

おわりに

 

というわけで今回は久しぶりに感想が長くなってしまいました。

 

否定的な意見も書いてしまいましたが、とっても面白い作品であることに間違いはないです。

 

トイ・ストーリーのこれまでの作品に思い入れが強い人にはいろいろと考えさせられるストーリー展開でしたので、少々モヤモヤはありましたけど。

 

いろいろと考えさせられる作品、それがトイ・ストーリー4という感じでした。

 

でもあまり先入観を持たず、フォーキーとボーの活躍にフォーカスを当てて作品を観ると、より楽しめると思いますよ。

 

それでは!!