札幌で赤い星のついた建物を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
開拓使のシンボルである「五稜星」が元となっているこの赤い星は、今でも札幌市内の歴史的建造物で見ることができます。
今日ご紹介するサッポロビール博物館もその一つ。
ちなみにこの赤い星、サッポロビール博物館のほかには札幌市時計台とや北海道庁旧本庁舎、豊平館等でも見ることができます。
赤い星の煙突が目印のサッポロビール
現在札幌市内にサッポロビールのビール工場はないのですが、サッポロビールとかかれた大きな煙突は苗穂とバスセンター前で見ることができます。
ちなみに現在札幌市内にあるビール工場はアサヒビール北海道工場だけなのですよね。
ちなみにサッポロビール北海道工場は札幌市ではなく恵庭市にあります。
ジンギスカンを楽しめるサッポロビール園
アリオ札幌店に隣接している場所にジンギスカンを楽しめるサッポロビール園があります。
サッポロビール園、とひとことで言っても同じ敷地の中に数カ所ジンギスカンを食べられるお店があるのですよ。
久しぶりにいったら総合受付の場所が変更になっていました。
今まで総合受付のあった場所はちょっとしたテイクアウトカフェスペースになっていて、新しい総合受付はサッポロビール博物館と同じ建物内になっています。
サッポロビール博物館
サッポロビール博物館、中に入るのは記憶にないくらい久しぶりです。
はるか昔、工場見学バスツアーみたいなものがあって雪印資料館とかと一緒に回った記憶があります。
2016年にリニューアルされてからはもちろん初めて!
ガイドの方の説明があるプレミアムツアーは50分で、大人は500円ですが小学生以下は無料。
大人の方にはビール2杯を試飲できるお楽しみがありますよ。
プレミアムツアーのほかに自由見学があり、こちらは自分のペースで楽しめます。
今回さぴこ達は自由見学での参加でした。
博物館内スターホールの価格が値上げ
サッポロビール博物館の1階にあるスターホールではビールを楽しむことができるのですが、6月4日よりこれまで黒ラベルとクラシックが1杯200円だったのが300円に、ここでしか飲めない札幌開拓使麦酒が1杯300円から350円に、3種飲み比べセットが600円から800円へと値上げされます。
もしかしたら今後、ビールが2杯楽しめて500円のプレミアムツアーも値上げされるのかしら…。
見学は3階からスタート
サッポロビール博物館の見学は建物の3階からスタートします。
館内は写真撮影はOKですが、ビデオ撮影はNGですよ。
入り口で島義勇の言葉を発見!
北海道開拓の父である島義勇といえば、先日行った北海道神宮にも銅像があります。
北海道開拓の歴史の中で、サッポロビールも重要な役割をしていますからね。
サッポロビール博物館を見学
まず目に飛び込んでくるのがこの大きな釜!
写真に全形を収めたくても大きすぎてはいりません。
この美しいステンドグラス、麦とホップが描かれています。
こちらではサッポロビールの歴史の前にまず開拓使の始まりから学ぶことができるようになっているのです。
この地が北海道という名前になってまだ151年ですからね。
当時行われていた開拓使の事業で使われていたラベルの中にもあの赤い星が!
ここではまだビールのお話は出てきません。
サッポロビールの父ともいえる旧薩摩藩士の村橋久成がやっと登場!
日本のビールの父ともいわれる中川清兵衛も。
新しい1万円札の顔、発見
ここで最近話題となっていた人の写真を発見。
そう、この方、渋沢栄一です。
サッポロビールの前身の会社では会長職をされていたのですよね。
新しい紙幣に変更されたらこの博物館に訪れる人も増えるのかしら。
そういえばいままで1万円札のことを「諭吉」ということもありましたが、変更後は「渋沢」か「栄一」と呼ばれることになるのか気になるところです。
ナポリンは1911年に発売
北海道民にとってはとっても馴染み深い清涼飲料水である「リボンナポリン」を発見!
1911年、古い歴史を感じます。
それにしても発売当時のパッケージ、とってもおしゃれ!
昔、アサヒビールとサッポロビールは同じ会社だった
昔サッポロビールとアサヒビールは同じ会社だったという話、以前アサヒビールの工場見学に行った際にも説明がありました。
もともと大日本ビール株式会社となった頃は、札幌ビールと恵比寿ビールと朝日ビールは1つの会社だったのですよね。
エビスとサッポロの商標を継承したのが日本麦酒株式会社、現在のサッポロビールというわけです。
アサヒビールはそのまま朝日ビールという名称でしたけど、サッポロビールの場合は恵比寿ビールの商標も継承した手前そのままは使用できなかったのでしょう。
今のサッポロビールが復活したのは1956年。
そんなに大昔じゃないんですよね。
黒ラベルじゃなくてびん生?
今やサッポロ黒ラベルといえば日本でビールを飲む方なら知らない人はいないくらい有名ですけれども、昔は「びん生」という名前だったのですね。
黒ラベルが正式ブランド名になったのはなんと1989年!
さぴこが大学に入学する前の年ですよ。
サッポロビールの歴史は赤星の歴史でもあるのです。
懐かしいポスター
博物館内には懐かしいポスターがたくさん。
今はビールのポスター自体を見る機会がほとんどなくなっちゃいましたね。
写真奥に見えるのはもっと古い時代のポスターたち。
この日は日曜日ということもあって、たくさんの人がいっぱいでした。
券売機に並ぼう!
博物館の見学が終了したらこの列に並びます。
スターホールでビールを飲むためのチケットを買う券売機の列ですよ。
こちらが現在のスターホールメニュー。
6月4日からは価格が変更されますのでご注意くださいね。
こちらのチケットをカウンターの方に渡します。
みてください。
この美しい泡を!
ああ、美味しそう。
スターホールでビールを楽しむ
こちらがサッポロビール博物館1階にあるスターホールです。
なかなかいい雰囲気ですよね。
ドライバーであるダンナはビールではなくこちら。
ノンアルコールビールです。
カロリーゼロだし糖類もゼロなので、日頃不摂生が多いダンナにはぴったりじゃあないですか。
お値段は200円です。
そして子供はこちら。
北海道民おなじみのリボンナポリンです。
このあと子供にリボンナポリンブールが起こることをこの時にはまだ知りませんでした。
そしてさぴこはこちら!!!
じゃーーーーーーーーーーん!
3種類飲み比べセットです。
サッポロ黒ラベル、サッポロクラシック、そして札幌開拓使麦酒が飲み比べできるというこのセット、6月3日までなら600円で楽しめますよ。
ちょうどこの日は母の日だったので遠慮なくいただきました。
ビールの下にはこんな感じで書かれている紙が!
見た目では黒ラベルとクラシックは見分けがつかないのですが、
札幌開拓使麦酒はちょっと半透明なんです。
まだビール酵母が生きているからなのですって。
ちなみにおつまみはこちら
このチーズ、昔サッポロビール園でジンギスカンを食べた帰りに買ってきたことがあります。
美味しいですよ。
プレミアムツアーの皆さんは席がちゃんと確保されており、ガイドさんの説明付きでビールを楽しめるようです。
ミュージアムショップも楽しい
こちらはサッポロビール博物館のミュージアムショップ。
サッポロビールグッズがたくさん販売されています。
このてぬぐい、欲しくなっちゃいました。
そして開拓使麦酒も各種販売されています。
美味しそう!
写真撮影スポットもたくさんのサッポロガーデンパーク
今回ご紹介したサッポロビール博物館のある場所は、サッポロビール園とサッポロビール博物館、そしてファイターズの屋内練習場を含めてサッポロガーデンパークという名称なんです。
すぐ近くに大型商業施設があるとは思えない広々とした空間で、毎年夏には道産子感謝Dayも開催される場所でもあります。
今年も行きたいなー。
おわりに
北海道、そして札幌の歴史の勉強にもなるこのサッポロビール博物館。
子供はジュース、大人は美味しいビールも楽しめちゃうのでおすすめですよ。
サッポロビール博物館の後にはサッポロビール園でジンギスカンを、というのがゴールデンコースかもしれませんね。
地元民でもしっかり楽しめますから、旅行でいらしたかたもきっと楽しめる施設だと思いますよ!
それでは!!