10月から消費税が10パーセントに引き上げられます。
食料品と新聞は8%のままですが、それ以外は2%アップです。
子供の習い事や通信教育の教材も全て消費税の分値上がり。
幼稚園や保育園にこれから通う方や今通っていらっしゃる方は無償化されることにより負担が少なくなるかもしれませんが、現在小学生以上の場合は書籍等を含む教材費も全て値上がりです。
教育費は非課税でもいいのでは?
消費税増税で子育て支援をというのであれば子供の教育にかかるお金くらい非課税にしてもらいたいものです。
義務教育である小学校や中学校は無償とはいえ、実際には教材費や給食費などで年間にすると10万円近いのお金が発生しています。
そして公立の小中学校はいつもお金がなく、熱中症対策に扇風機が欲しいといっても予算がない、学校の周りの環境を整備するのも予算がない、とPTA会費から出費をして子供たちの学習環境を整えているという現実。
どうして日本という国はここまで子供たちにお金をかけようとしないのでしょう。
これからの日本の未来を託すことになる子供たちの教育に投資することは大切なことなのでは?
生まれてから未就学までの保護はかなり手厚くなりましたけど、本当にお金がかかるようになるのは子供が大きくなってからなんです。
だったら教育費は非課税に、という考えにはならないのでしょうかね。
教育にかけられるお金が減ってしまう
子供の通っている公文では1年前に会費が値上がりしたばかり。
そして今回も消費税がUPする分会費も値上げされます。
子供2人にそれぞれ3教科受けさせていた知人はさすがに今回でそれぞれ1教科づつ減らそうかと思っているといっていました。
子供はトロフィーがかかっているからやめたくないといっていて悩んでいるそうですけれども。
こうやって少しづつ子供の習い事や塾も減らすことを検討している方は少なくないんです。
親は教育費を削ることはしたくないと思ってもここ数年でいろんなものが値上がりしてしまい、もう削るところもなくなったというのが本当のところなのかもしれません。
子供達の未来は…
老人には手厚いのに子供たちには無関心な国の政治家達。
子供の通う小学校や中学校は古く老朽化したたてものばかりですが、老人施設はお金のかかったきれいなところばかりです。
調剤薬局に行けば湿布を束のようにして重そうに持ち帰る老人や、整骨院などに定期的に保険診療でマッサージに通う老人、そして介護保険を使用して立派な建物の老人施設からのお迎えの車でデイサービスに通う老人。
老人のためのサービスや施設はこれからも当分の間は増え続けることでしょう。
子供はといえばテレビのゴールデンタイムからはアニメなど子供向けの番組は消え、子供向けの雑誌は次々廃刊。
きっと子供達は成長してもテレビを観なくなるでしょうし、雑誌を見ることもなくなっていくのでしょうね。
いくら少子化とはいえ、寂しい世の中です。
子供にかかるお金が増えている
新聞はいろんな事情で軽減税率の対象になりました。
新聞よりもためになる書籍はたくさんあるのですから、子供から老人まで知識を得ることができる書籍を軽減税率の対象にして欲しかったです。
子供達が使う参考書だって全て値上げですから。
消費税導入前から比べると消費税分だけで教育費が1割UPしているということになるのですよ。
実際には消費税以上にいろんなものが値上げされているので、体感としては2割以上値上げされているんじゃないかと思います。
ものが食べられないような貧困ではなく、子供がやりたいことを選択できなくなる貧困は間違いなく拡大しているでしょう。
おわりに
まあ、もう愚痴ですね。
さぴこは子供が3歳までは正社員で働いていたので、1歳から3歳までは保育料が当時の最高額で毎月かなりの金額が消えて行きました。
ワクチン接種も補助がほとんどない頃で今は無料のものも全て自腹。
札幌市の場合は未就学児しか入院以外の医療費の補助もなく、この度小学2年生までは補助されるようになったようですけれども、子供はすでに小学5年生ですので無理ですし。
なんだかなぁという感じです。
まあ子供が成人するまであと10年を切りましたから、なんとかそれまでは頑張るしかないなあと思っていますけど。
少しでも明るい未来が待っていますように。
それでは!!