みんなたのしくすごせたら

さぴこの徒然草紙というか雑記帳

子供の太田母斑に髪が抜けるほど悩んだころの話

診療所で診る子どもの皮膚疾患

 

さぴこが住む札幌は雪解けも進み、1ヶ月くらい早く春がきたかのようです。

 

いつも春になると子供が赤ちゃんだった頃に自分の頭が禿げるんじゃないかと思うほどに悩んだことを思い出します。

 

もう10年も前のことなのかとしみじみしちゃいました。

 

そういえばこのブログにはまだ書いていませんでしたので、今日はさぴこが悩んだ子供の「太田母斑」についてを書いてみようかと思います。

 

突然赤ちゃんの顔に青あざができた

 

子供が生後4ヶ月を過ぎたくらいの頃、子供の左目横に青っぽいものがあるのを見つけました。

 

どこかにぶつけたのかなと思いましたけどまだそれほど動ける時期でもないので原因はわかりません。

 

その青っぽいものは最初はそれほど大きくなかったのですがそれは徐々に広がり、その後3週間ほどで大人の小指の先第一関節くらいの大きさの青あざになっていったのです。

 

え?後からあざができるなんて。

 

あざって生まれつきのものじゃなかったの?

 

もしかしてこのあざ、もっと広がって顔中が青あざになってしまうんじゃ…。

 

もうこの時から頭のなかは子供の顔にできた青あざのことでいっぱいになり、食事も喉を通らなくなりました。

 

まずは病院へと思ったのですが、あざの治療って一般の皮膚科では無理じゃないかと思い、ネットであざの治療ができる病院を探したのです。

 

太田母斑

 

あざ治療では全国的に有名な先生が札幌にいると聞き、新患の診察が午後7時以降という形成外科へ子供を連れていきました。

 

夜の時間帯だというのに待合室にはたくさんの人がいる予約のなかなか取れない病院です。

 

そこで説明されたのはこのあざは典型的な太田母斑であるということ。

 

太田母斑というのは日本人を含めたアジア人に多い青あざの一種でそのほとんどが顔に出るものなのだそうです。

 

太田母斑のような青あざの場合、他のあざよりもレーザー治療の成績がよいので子供が大きくなるまでには完治するといわれました。

 

ただ、完治までには6回ほどレーザー治療を継続させる必要があり、それぞれ4ヶ月ほど期間を空けるので最低でも2年はかかると思って下さいとのこと。

 

しかも子供の場合暴れると危険なので都度全身麻酔を行うこと、そして今あざができていない場所でも思春期になる頃くらいにあざが広がる可能性が高いので顔面の半分をレーザー治療するという説明にショックを受けました。

 

2年、子供が3歳になるまで続くのかということと、入院設備も小児科医もいないクリニックで全身麻酔を行うということへの抵抗感があり、非常に悩んでしまったのです。

 

治療にかかる費用は札幌市では当時子ども医療費助成が就学前まで無料だったので(今年の春からは小学2年生までに変更されています)、今からなら費用がかからずに完了できますよとのこと。

 

そして小さい頃だと顔の面積が小さいのでレーザーの照射数も少なくて済むからすぐやるべきだということで次回の予約を入れられたのでした。

 

その後家に帰ってきてからもずっとずっとそのことが頭を離れず、眠れなかったことを今でもよく覚えています。

 

 

 

あざ治療をしている皮膚科へ

 

その後どうしても不安が消えなかったため一度レーザー治療の予約をキャンセルし、あざ治療も行なっているという皮膚科へ行くことにしました。

 

そこでこれまでの経緯を相談したところ、このくらいのあざであればペンレスという貼る麻酔で十分レーザー治療が可能だということ、そして今あざの出ていない場所にまでレーザー治療をする必要があるかどうかはそれぞれの考えがあるが、あざが再度出た時点で治療をすれば良いことであって今あざのない場所には必要ないのではないかとのこと。

 

使用するのはQスイッチルビーレーザーというもので青あざには非常によく効き、小さな面積なら数発で済むのであっという間ですよと言われました。

 

全身麻酔をしなくても治療が受けられるなら、とこちらの先生にお願いすることになり、その日はペンレスと処方してもらいレーザー治療の予約をして帰ることになったのです。

 

レーザー治療は一瞬だった

 

後日、事前にペンレスを貼りレーザー治療をしたのですが、それはもうあっという間に終了しました。

 

レーザー治療の後は火傷のようになっているので薬を塗り、できたかさぶたが剥がれたころに再度診察をしてもらうのですが、その時点ですでにほとんどあざは見えないくらいになっていたのです。

 

その後しばらく3ヶ月後にもう一度通院しましたが、先生からよく見てもほとんどわからないほどになっているので2回目の必要はありませんよと言われました。

 

そう、子供の太田母斑との戦いは1回のレーザー治療で終了したのです。

 

ただ太田母斑は思春期以降に再発する可能性があるため、またその時にはレーザー治療との戦いがあるのかもしれませんが、10歳を過ぎた今現在は太田母斑の跡は全くわからない状況になっています。

 

太田母斑は保険診療が可能

 

もし再発したとしても太田母斑は保険診療が可能です。

 

思春期に太田母斑が再発したら、赤ちゃんの頃に全身麻酔をしてでも顔面をレーザー治療しておくべきだったと悩むかもしれないとも思いましたが、もう自分で判断がつく年頃になってからの場合はその決断を子供に任せることができるので今はそう思ってはいません。

 

再発するのかしないのか、もし再発したとしてもそれが10代なのか20代なのかわかりませんし、もし大人になってから再発したとしても保険診療での治療ですから高額治療にはならずにすみます。

 

このまま再発することがなければ一番良いのですけれども、今後のことはだれにもわかりませんからね。

 

おわりに

 

10年前の今頃は本当に余裕がありませんでした。

 

今、こんな時間を過ごすことができるようになっているなんて夢のようです。

 

子育てにはいろいろなことはありますが、熱性痙攣と太田母斑など子供の健康に関するものはショックが大きかったなぁ。

 

子供は元気でいられるということ、それは本当に親にとっては幸せなことなのだという実感をさせてくれた瞬間でもありましたけどね。

 

最近は本当に病気をしなくなったので忘れがちですが、毎年この時期になると子供が元気でいてくれるということがなんて幸せなことなのだろうと思い出すのでした。

 

それでは!!