緊急事態宣言下の北海道。
行くかどうか最後まで迷ったのですが、札幌コンサートホールKitaraでは入場定員を半数にして感染予防対策が徹底されているということで、反田恭平さんのピアノ・リサイタルツアーへ行ってきました。
実は昨年の3月の札幌公演も子供と2人で行く予定でチケットを用意していたのですが緊急事態宣言中ということで9月に延期となり、振替公演日は都合が合わず残念ながら行くことはできなかったのです。
反田恭平さんのオールショパンプログラム
このリサイタルのチケット発売開始当時、どうしようか本当に悩みました。
なのでチケットを購入したのはもう販売座席が少なくなってから。
まず一緒に行きたいといっていた子供が昼公演だとまだ学校に行っている時間でしたし、夜公演だと定期試験前に夜遅く帰ることになってしまうということもあって、私一人でいくのもと思っていたのです。
でもショパンコンクール直前のリサイタルで、恐らく反田さんのショパン集大成のコンサートになるだろうと思ったらやっぱり行かなくちゃ、ということで急遽チケットを購入したのでした。
久しぶりのキタラ
キタラは昨年の11月から6月末まで大規模改修されていたのとコロナとで丸1年以上ぶりに来ました。
行けなかった前回の反田さんのリサイタルはファンクラブ会員の早期申込みだったのでとっても良い席を予約できていたのですが、今回はキタラで初めてCC席という2階席。
でもさすがはキタラです。
これまでいろいろな席に座ったことがありますが、どこに座っても素晴らしい音ですね。
しかも反田さんの演奏の手の動きもしっかり見えましたよ。
プログラムに変更あり
入場時に配られたプログラムですが、会場内で曲目に変更がある旨のアナウンスがありました。
ノクターンのあとにスケルツォ2番、3曲目がワルツ第4番へと変更になり、マズルカ風ロンドの演奏はなくなりました。
スケルツォ2は予想外でしたがとっても良かった!!
マズルカ風ロンドが変更されたのはやはりショパンコンクール直前ということもあるのでしょうかね。
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズと3つのマズルカは前回キタラで聴いたオールショパンプログラムでも素敵だなと思っていましたが、今回は更に素敵!
ピアノソナタ第2番はもう感想とかそういうことじゃなくて演奏にただただ引き込まれてしまっていました。
アンコールは3曲
アンコールは3曲。
ラルゴと英雄ポロネーズとワルツ第4番のおかわりです。
ラルゴはコラール風で癒やされていたところに英雄ポロネーズですよ。
しかもこの英雄ポロネーズがまた最高!
ああ、来てよかった…。
そう思っていたら最後にもう1曲弾いてくれました。
ワルツ第4番、猫のワルツ。
プログラム前半で聴いた時より早い!!
まるでショパンコンクールの時のブーニンの演奏?というくらいの速さ。
そういえばあのショパンコンクールの後、ブーニンのレコード購入したのを思い出しましたよ。
アンコールの時のワルツ第4番はもう猫がすごい勢いで走り回っている情景が見えたような気がしました。
入場時にはお昼でしたが、外にでたらもうすぐ夕方という時間。
夜公演もあるというのに…。
反田さん、お若いから体力があるのでしょうね。
おわりに
ああ、本当に素晴らしかったです。
迷いましたが行ってよかった。
アンコール時のトークでは、生まれた場所である札幌にはご親戚も住まわれているので小さな頃の思い出があるというとのお話も。
いつかまたキタラで演奏してくださいね。
あ、できれば来年中にお願いしたいです。
その頃には新型コロナの心配をしなくてもいい世の中になっていますように。
それでは!!