今日は台風19号が北海道に接近すると言われていたため少々心配していたのですが、無事に外山啓介さんのピアノリサイタルに行くことができました。
外山啓介さんといえば4月にロジネットジャパンのチャリティーコンサートが行われた同じKitaraの大ホールで演奏をお聞きしたばかり。
今回はピアノリサイタルということで楽しみにしていました。
紅葉が始まった中島公園
台風のため、時折強風の吹く札幌。
台風通過後は気温が一段と低くなった気がします。
まだ緑色の葉も残っていますけど、赤い色の葉が増えてきていました。
こちらは国指定重要文化財の豊平館。
開拓使が建てたホテルなんです。
豊平館の前ではカモがたくさん泳いでいました。
カモたち、すぐ近くまで泳いできてくれましたよ。
外山啓介さんのピアノリサイタル
中島公園散策の後は本日の本来の目的であるKitaraへ。
本日はバッハ、ベートヴェン、そしてショパンという演目。
バッハに始まり、ベートヴェンのワルトシュタイン、ショパンはエチュード作品10を全曲と色々と盛りだくさんなリサイタルでした。
それにしてもショパンのエチュード作品10を第1番から第12番まで通して演奏ってすごいですよね。
家ではポリーニと横山幸雄さんのエチュード作品10が収録されたCDをよく聞いていたので、これまでに作品10を続けて聴くという機会はなかったわけではありませんが、ホールで目の前での生のピアノ演奏に大感激です。
ショパンのエチュード作品10もベートヴェンのワルトシュタインもとっても素敵だったのですが、何より外山啓介さんの弾くコラールには衝撃を受けました。
正直、これまでバッハは好きではなかったので…。
まあ子供の頃ピアノを習っていた人はきっとバッハが好きな人の方が少ないような気がしますけど。
外山啓介さんのバッハのコラール、キタラの大ホールがまるで神聖な教会のような厳かでいて慈愛に満ちた祈りの空間といった雰囲気になりました。
ああ、これはこのキタラというホールと外山啓介の演奏が作り上げた素晴らしい瞬間!
そんな瞬間ではありましたが、コラールの曲の途中で隣ではうとうとし始めた子供。
ワルトシュタインの演奏が始まったら覚醒していましたけど、コラールの曲がとても心地よかったのだそう。
その後のショパンのエチュード作品10は知っている曲ばかりだったということもあって、真剣に聞いていました。
そんな素敵なリサイタルはあっという間に終わってしまい、アンコールに演奏されたのはこの2曲。
どちらもショパンでノクターン第2番とアルバムの綴りのモデラートです。
このノクターンがまたとってもよかった…。
エチュード作品10を弾ききったあとのノクターン。
それにしても外山啓介さんのピアノは透明感があって本当に癒されますね。
おかげでとっても素敵な1日になりました。
おわりに
今日の夜はラグビー日本代表とスコットランドの試合をテレビ観戦しました。
札幌ドームではパブリックビューイングが行われていたようで、行こうかどうか迷ったのですが、結局テレビで応援することに。
でもどうせならパブリックビューイングに行っておけばよかったなぁ。
きっとお祭り騒ぎだったことでしょうね。
8強、すごい!!!
決勝トーナメントも応援します。
それでは!!