新型コロナウイルスの経済対策で聞こえてくる数々の案に耳を疑う日々です。
まだコロナウイルスの感染が拡大中だというのに旅行券とか、国産和牛のためのお肉券、いやいや日本の魚介類もとお魚券、そしてなぜかお寿司券などなど。
この緊迫した状況で日本の政治家から聞こえてくる対策がこれとは…。
本当にこの国、大丈夫だろうかと本気で思ってしまいました。
商品券はコストが高く運用まで時間もかかる
商品券と言っても全国民が使うことを前提に考えるとその準備だけでも膨大な時間と金銭的コストがかかります。
金券のデザインや印刷、金券の運用方法の策定、周知のための広告費、対象店舗の募集や取りまとめ、実施に金券を使用された後の店舗での手間などを考えると、そんなものに時間やコストをかけるくらいなら意味がないじゃないですか。
それでも景気対策でやる、というのならそれを議論するのは今ではなくて、コロナウイルスの感染が落ち着いてからのことでしょう。
そんな子供でもわかることを高いお金をもらっている政治家の方々にはわからないのでしょうか。
しかも今は商品券の時代じゃないですよ。
キャッシュレスが叫ばれている中で使用頻度が少なくなってきた現金よりもはるかに使いにくい商品券。
スーパーなどではセルフレジでは使えないために対応する人員が必要で、レジに行列ができるなど弊害も多いのです。
日本銀行券があるじゃないか
旅行にもお肉にもお魚にもお寿司にも使える日本銀行券というものがあるのに、どうしてそれを使わないのでしょう。
現金を使わせたいのならば現金を給付すればよいだけのこと。
商品券だって結局は商品券を使うことによって現金として使わなかった分を貯金するなら一緒ですよね。
商品券は額面の倍近いコストがかかることを考えると、それこそ税金の無駄遣いです。
非常時なのですから利権というスケベ根性はこの際忘れていただいて、政治家は国民のために存在するということを思い出していただきたい。
そしてお金を使わない国民ではなくて使えない国民がたくさんいることも認識された方がいいと思います。
まずはマスクや消毒液を手に入りやすくして欲しい
2月下旬には購入できるようになると言われたマスクはその当時よりも入手するのが難しくなっています。
国が大丈夫だというのに結局ダメだった、そんなことを繰り返しているから誰も信用できなくなって買いだめする人が増えたりするわけです。
だったらマスクが安定供給できるようになるまで配給制にするなどの具体的な対策をしてもらった方がありがたいというのに、聞こえてくるのはお肉だお魚だですからね…。
コロナでみんな消耗しているのだっていつまでこの戦いが続くのかわからないから。
マスクも一体いつになったら手に入るかわからないから、ドラッグストアに毎日行列ができているのです。
マスクも買えないような感染予防対策も十分にできない状況で、どこの場所へ行くにもマスクが必須にされているからみんなパニックになってしまうのでしょう。
しかも本来ならばマスクや消毒液が必須とされる医療機関ですら足りない状況と聞けばなおさらです。
感染者人数も増えているこんなシリアスな状況で、お肉だお魚だとまるでギャグとしか思えないような発言が出てくること自体信じられません。
非常時にはスピード感のある決定を
危機的状況下で一番大切なことは迅速に対応することではないでしょうか。
感染予防対策にしても、拡大してからの対応と拡大する前に対応するのでは結果は大きく異なります。
経済対策に関しても、商品券云々の前に今回の騒動で一時的に生活に困窮する方をいかにスピーディーにフォローできるかは大切なことだと思います。
政治家の皆様に国民の不安をどうしたら解消できるかを第一に考えていただきたいのですけど、今の状況では無理なのでしょうかね。
おわりに
お役所仕事が昭和の時代で止まってしまっているのを変えることってできないのでしょうかね。
なんでも紙ベースで、何枚もの書類が必要で、それをチェックしてからになるので時間もかかるというこの状況、いつまで続けるつもりなのか。
政治家も定年制を設けて新しい年代に移行していかなければ変わっていけないのかもしれませんね。
今日は全然たのしい要素のないブログになってしまいましたけど、お肉券とお魚券については日本って本当に大丈夫かと不安になってしまったので、このやり場のないイライラをブログにぶつけてしまいました。
もし、不快な思いをされた方がいらっしゃいましたらお詫びします。
明日はたのしいことをご報告できるような日になりますように。
それでは!!