子どもは生後4ヶ月からアトピーと診断されていました。
最初の診断では非特異性IgEの数値が当時の月齢の基準値の4倍ありましたがまだそのときはアレルゲンは判明しませんでした。
これからアレルゲンは増えていくはずで皮膚トラブルと喘息に注意しなければならないと言われ、それからは毎日ステロイドや保湿剤を入浴後全身に塗る生活を続けています。
プロペトやヒルドイド軟膏は塗ったあとにどうしてもベタつくので、特に夏のお風呂上がりはサラッとした状態で過ごさせて上げたいなと思ったことも。
幸い食物アレルギーのほうは幼児の頃は卵もだめだったのですが今は食べられるようになりましたし、小児喘息も中学生になる頃には改善しました。
先生からアトピーは皮膚環境が悪くなると喘息など他の症状が強く出るので皮膚のケアだけは毎日してくださいといわれたので、もう高校2年生になる子どもですが今も手の届かない背中だけは今も親が薬を塗っています。
赤ちゃんの頃は面積も少ないのであっという間に塗り終わりましたし量も少なくて済んだのですが、今はもう大人と同じだけの面積を塗らなければならないので時間もかかりますし量も多いです。
調子の悪いところにはリンデロンV軟膏とヒルドイドの混合の軟膏を塗り、完全に良くなってもすぐに止めずに2日に1度から3日に1度になど少しづつ回数を減らしていったり様子を見つつ、それ以外の全身は保湿剤を使うという日々をもう16年以上続けています。
昨年からヒルドイドについてはジェネリックを希望しない場合は自己負担が増え、今のところ自己負担が増えても今まで問題のなかった先発品を使い続けていますが、今度はそのヒルドイドが保険診療対象外になるというニュースにびっくりしてしまいました。
おそらく混合軟膏に使用されているヒルドイドは保険診療対象になると思いますが、全身に使用しているヒルドイドが保険診療対象外になると、ドラックストアなどで類似品を大量に買わなければならなくなってしまいます。
Amazonで値段を確認してみると1つ1400円から1700円ほど。
1ヶ月に使う使用量を考えるとため息が出る価格です。
病院で指導されている使用量は0.5グラムで手のひら2つ分ですから、全身となるとかなりの量が必要になります。
しかも市販品は必要成分以外のものも入っているものがほとんどだったりしますし、もしヒルドイドが処方対象から外れてしまったら市販品で肌に合うものを探さなければなりません。
ヒルドイドは一部のインフルエンサーが美肌にいいと広めたせいで本当に必要な人が困る事態になってしまいました。
今回のOTC類似薬の保険外しとして検討されているのはヒルドイドだけではありません。
花粉症の方にはおなじみのアレグラやロキソニン錠、クラリチンやムコダインやリンデロンVs軟膏まで!
こちらのリンクに全国保健医新聞の記事が掲載されているのですが、この記事にリストが掲載されています。
正直、湿布薬なんかは保険診療外でいいと思うのです。
鎮痛剤なんかも痛いときに使用するだけですから保険診療外でも仕方ないかなと思っています。
でも慢性疾患で処方されるものは継続的に使わなければならないもので、そういうものを保険診療から除外されてしまうと本当に困ってしまうのですよ。
ちなみにさぴこの住む札幌では子どもはちょうど幼児まで医療費が無料だったのですが今年からあと2年間は医療費が無料になりました。
医療費が無料の子どもでも保険診療から外れてしまうと全て有料になってしまいます。
ヒルドイドは乳幼児にも処方されることが多いので負担はかなりなものになるのではないでしょうか。
本当に石破政権になってからというもの、何一つ国民に寄り添わない政策ばかりで頭にきてます。
もういい加減にしてほしいと思うさぴこなのでした。
それでは!!