昔、祖母の家に行くとお仏壇の上に必ずお菓子が供えられていました。
お仏壇に供えられるお菓子の定番って昔から大体同じような気がします。
法事などの時の特別なお菓子と違ってスーパーなどで販売されている日持ちのするお菓子が定番でしたが、多かったのは桃山とかモナカや羊羹などが一つの袋に入ってセットになってスーパーで販売されているものとか、ブルボンのルマンドとかエリーゼ、そして今日ご紹介する寒天ゼリー。
先日子供と一緒にドラッグストアへ行ったときに食べてみたいと言われて買ったのがこの寒天ゼリーだったのです。
琥珀糖を自分で作って食べてみたいいわれていたのですが、見た目はきれいでも寒天ゼリーと同じで味はそれほど美味しくないよ、といったことがきっかけでした。
こういうお店の琥珀糖は美味しいのだと思いますけどね。
寒天ゼリーといってもゼリーではない
寒天ゼリー、といっても一般的なゼリーとは違います。
駄菓子のようなイメージのあるゼリーです。
グミとも違う、寒天のシャッキリした食感がちょっとだけ残った寒天ゼリーは昭和レトロともいえるかも。
名称もちゃんとゼリーになっているのです。
エネルギーは100グラムあたり311キロカロリー。
炭水化物量がものすごいことになっています。
砂糖と水飴を焚き上げて寒天で仕上げた、ということなので炭水化物量が多いのはしかたがありませんね。
糖分の塊のようなお菓子です。
だから日持ちするのでしょうね。
この手のお菓子にありがちなのですが1袋あたりのゼリーの種類にはかなりのばらつきがありました。
購入したのはメロン率高し。
独特の触感がクセになる
昔は仏壇のお菓子の中でもあまり食べたくない種類ナンバーワンだったはずの寒天ゼリー。
何十年かぶりに食べたらなんとも不思議な感覚でした。
ん?これ、美味しいかも。
もしかしたらこの豊栄のゴールドフルーツ寒天ゼリーが美味しいだけなのかもしれませんが、子供の頃は寒天ゼリーがちょっと苦手だったのですよね。
グミとも違うねっとりしつつサクッとした食感といいますか。
味はまあ駄菓子系のお味に間違いはないのですけど、ついつい食べてしまう系のお菓子なんです。
テーブルの上のお皿に出しておくと家族みんなの手がいつの間にか伸びていて気がついたらなくなっているという状況でしたから。
子供はすっかりこの不思議な食感にハマってしまったようで、また買ってきてほしいといわれましたよ。
おわりに
そういえば子供は昔から仏壇スイーツが好きだったのです。
子供が小学校入学前にはコンビニで販売されている桃山とか最中とか羊羹のアソート和菓子を買ってほしいといわれて購入したこともあって、今でもたまに食べたいといわれています。
もうどう見ても昭和のお菓子なんですけど、そういうのが逆に新鮮なのでしょうか。
寒天ゼリーとほぼ同じ材料で作られる琥珀糖ですが、六花亭の夏のお菓子の夏見舞は子供があまり好んでいなかったのです。
夏見舞は梅の味がさっぱりして美味しいのですが、ブランデーやリキュールが使われているので大人の味だったのかもしれません。
今日ご紹介した寒天ゼリーは駄菓子風味なので子供が気に入ったのかも!
昔、祖母の家の仏壇のお菓子を食べた頃のことを思い出したさぴこなのでした。
それでは!!