今月は図書館ボランティアの読み聞かせの回数が多い月でした。
最近は図書館ボランティアをされていた方がお仕事を始められたりと、少しづつ人数が減ってきているのを実感しています。
さて、今月はどんな絵本を読んだのかを振り返ってみました。
11月の北海道は秋というより初冬なので、選ぶ絵本も冬の内容のものが多くなりますね。
今月読み聞かせで読んだ本を含め、クリスマス関連以外の絵本で冬に子供と読みたい絵本をご紹介してみようかと思います。
クリスマスの絵本はそれはもうたくさんあるので、また近いうちに別のお話にまとめる予定です。
1. ふゆって どんな ところなの?
読み聞かせでいつも子供達に大人気の工藤ノリコさんの絵本、「ふゆってどんなところなの?」です。
寒い冬には冬眠してしまうくまさんたちは冬がどんなものなのかを知らないのですが、冬眠の途中で目が覚めてしまって外を見てみたら・・・、というお話。
工藤ノリコさんの絵本はほっこりとした独特の雰囲気があります。
そして絵本の中に登場する食べ物がどれも美味しそうなのです。
アイスクリームやわたあめにココアの温泉!
子供達にとって、冬のことを夢の世界のように思える内容になっています。
小さなお子様も大興奮の1冊になるでしょう。
2. そりあそび
おなじみのばばばあちゃんのお話、さとうわきこさんの「そりあそび」です。
秋の絵本の記事でもご紹介したばばばあちゃんシリーズの中の1冊。
子供達はみんなばばばあちゃんが大好きなので、読み聞かせの時も人気があります。
いつも豪快なばばばあちゃんですが、この本ではさらにグレードアップしたようですよ!
この題名の「そりあそび」のそりはなんとびっくりのアレです、アレ。
気になった方はぜひ絵本を手に取ってみてください。
ばばばあちゃんならどんなに冬の寒い日も元気に遊んで暖かくなれそうですね。
そりあそび―ばばばあちゃんのおはなし (こどものとも傑作集)
- 作者: さとうわきこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1994/10/15
- メディア: 単行本
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3. てぶくろをかいに
新美南吉の「手袋を買いに」はいくつか出版されていますが、今回ご紹介するのは絵本作家で挿絵画家でもあるいもとようこさんの絵の「てぶくろをかいに」です。
おそらく下記の絵本の方が、ご存知の方が多いのではないでしょうか。
こちらもとても素敵な絵でさぴこも大好きなのですが、読み聞かせをする際に選んだのはいもとようこさんが絵をかかれた方でした。
いもとようこさんの作品はほんわかとあたたかい、子供も大好きなかわいらしい絵の作品が多いのです。
ストーリーはご存知の方が多いかと思いますが、子供の頃に読んだ時と親になってから読んだ時ではちょっと違う視点でみることができるかもしれません。
大人の方にもおすすめできる絵本です。
てぶくろをかいに (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)
- 作者: 新美南吉,いもとようこ
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 2005/08
- メディア: 大型本
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4. しんせつなともだち
中国の作家、方軼羣作さん作の絵本「しんせつなともだち」です。
食べ物がない冬、偶然2つかぶを見つけたお腹のすいた子うさぎは1つは食べた後、残りの1つをを他のお腹のすいた友達へ届けることにしました。
そして、目が覚めたら子うさぎのところにあのカブがあるではないですか!
さて、このカブはどのように子うさぎのところに戻ってきたのか、気になる方はぜひ絵本で続きを読んでみてください。
きっと友達っていいなとおもわせてくれますよ。
5. バムとケロのさむいあさ
子供達に大人気のバムとケロのシリーズ、島田ゆかさんの「バムとケロのさむいあさ」です。
この本はリクエストがあったので今月2回読みました。
バムとケロとかいちゃんがさむいさむいあさにひと騒動のお話なのですが、バムとケロファンの子供達は楽しそうにみてくれます。
ストーリー以外にも細かく書き込まれた絵のひとつひとつに反応してくれるのも嬉しい!
このかわいらしさ、お部屋に飾っておきたいくらいです。
6. てぶくろ
ウクライナの民話「てぶくろ」です。
まずエウゲーニー・M・ラチョフさんのこの絵の素敵さに、大人も魅了されてしまいます。
さぴこもだいすきな「てぶくろ」は、今も子供に人気のある絵本なのでした。
てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
- 作者: エウゲーニー・M・ラチョフ,うちだりさこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1965/11/01
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7. 14ひきのさむいふゆ
秋の絵本でも登場した14ひきシリーズ、いわむらかずおさんの「14ひきのさむいふゆ」です。
季節感たっぷりの絵本!
14匹のねずみ一家の、寒い冬でもあたたかい家族だんらんの様子がきれいな絵で描かれています。
こんな仲良し家族、あこがれちゃいますね。
素敵な冬の1日の過ごし方の参考にどうぞ。
8. だるまちゃんとうさぎちゃん
さぴこがだいすきなかこさとしさんのだるまちゃんシリーズから、「だるまちゃんとうさぎちゃん」です。
雪遊びをしたくなっちゃうような内容の絵本なのですが、「たんげさぜん」や「ざとういち」という言葉も出てきます。
意味のわからない言葉でも、絵本て絵を見ると理解できちゃうのがいいですね。
「たんげさぜん」や「ざとういち」は大人でも若い方なら知らないかもしれませんけど。
いろんな遊びを教えてもらえる、楽しい絵本です。
9. ふゆじたくのおみせ
ふくざわゆみこさんの「ふゆじたくのおみせ」です。
こちらも前回秋の絵本でもご紹介した「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズの本の1冊。
この絵本も自分のことよりも相手のことを喜ばせたいという、他のシリーズ同様にお互いに相手をおもいやるあったかい気持ちが素敵です。
絵本に出てくるふゆじたくのおみせにおいてあるものは、品物とどんぐりと交換することになっているのですが、必要などんぐりの個数は品物によって異なります。
それぞれ相手にプレゼントをするためにどんぐり拾いをするクマくんとヤマネくん。
とっても素敵な絵本です。
ふゆじたくのおみせ―おおきなクマさんとちいさなヤマネくん (日本傑作絵本シリーズ)
- 作者: ふくざわゆみこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2003/09/25
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10. わたしのゆたんぽ
きたむらさとしさんの「わたしのゆたんぽ」です。
昭和生まれの方ならこの雰囲気がとても懐かしい感じがしませんか?
といってもこの絵本が出版されてからまだ4年しかたっていないのですけれども、なんだか昭和の雰囲気を感じる絵本です。
しかもこの「わたしのゆたんぽ」は、いい意味で予想を裏切るストーリーになっています。
ゆたんぽが大好きな女の子とゆたんぽのお話ですが、なんとこのゆたんぽが世界中を逃げ回り、それを追いかける女の子の足との戦いのストーリー!
この絵本を見た後は、みんなこのブリキのゆたんぽが欲しくなるみたいでしたよ。
おわりに
本当はまだまだおすすめしたい本があるのですが、もう1冊でもご紹介すると4500字を超えてしまいそうなので、そろそろおわりにしたいとおもいます。
冬って夏より絵本の題材になっているケースが多いと思うのですが、やはり夏は外で遊ぶことが多く、冬は室内で絵本を読む機会が増えるからなのでしょうね。
冬はご紹介したい絵本が本当にたくさんありました。
クリスマスにお正月と絵本のテーマもたくさんある季節。
子供だけでなく大人も絵本を読んでみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
次はクリスマスの絵本を選びたいと思いますので、絵本好きな方、もうしばらくお待ちくださいね。
では、楽しい冬の絵本ライフを!
過去の絵本に関する記事はこちらからどうぞ。