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アラフィフさぴこのなんでもない毎日の暮らしの雑記帳


陽岱鋼がFA権行使!ドライな球団が恨めしく感じる季節がやってまいりました

 

今日の午後6時、北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼選手がFA権行使を表明しました。

 

記者会見をテレビで見ましたが、なんとか笑顔を保とうとしている陽選手を見ていて、グッとくるものが・・・。

 

ああ、こうやって何人のファイターズへの想いを口にしながらも去っていく選手のFA行使記者会見をみたことでしょう。

 

というわけで今日は野球ネタです。

 

 

 

ファイターズはドライな球団であることは間違いない

 

良くも悪くもビジネスライク、日本人の情という部分では揺るがない、ポリシーを持った球団であることは間違いありません。

 

まあお金がない球団であるというのもその大きな理由ではありますが、ある意味「ミニマリスト」の考え方をする球団であるともいえます。

 

それぞれのポジションに必要な選手を厳選した上で若手を試合で使う中で育てていき、ある程度育ってピークを超えた又は新しい若い選手が育ったら、それまでいた中堅の選手は他の球団で活躍してもらおうという考えです。

 

ファンとしては入団からずっと応援してきた選手がどんどん去っていく姿を見て、毎年日ハムフロントへのモヤモヤを抱えながら開幕を待つことにいらだちを感じるのですが、開幕後に新しい力が育っていく姿を見て、またその選手を応援するというサイクルができているような気もします。

 

そこまでフロントは計算しているのかどうかはわかりませんが、ファンとしてはチームを応援するのであればそれを受け入れなければならないわけで、それが毎年のように恒例になってしまっている今、さぴこも少し慣れてきたかと思っていました。

 

若手起用のメリットとデメリット

 

誰もが入団当初は若手であり、試合に起用されることで育っていくのはどの球団も同じです。

 

ただしファイターズの場合はベテランと若手を競わせてポジション争いをさせるというよりは、最初から若手を育成する前提での起用が多いと思います。

 

そのため少しづつベテランの出場機会が減り、出場機会を求めてFAをする選手が後を絶ちません。

 

球団としては新陳代謝できますし、年俸を抑えての運営も可能になりますから、この状態でも優勝が出来るほどの戦力をキープできるのであれば万々歳です。

 

でも応援するファンとして、そしてファイターズの選手としては、いろいろと複雑な感情があっても当たり前のことかと思います。

 

広島カープファンととファイターズファンの応援熱の違い

 

今回の日本シリーズで感じた応援熱の違い。

 

やはり選手の広島カープというチームへの想いをファンも感じ取っているからなのかなと思いました。

 

日本人の情、というか。

 

戻ってきてくれた選手への愛というか。

 

ファイターズの場合は戻ってきてくれるとしても引退後に戻ってきてくれるくらいですし。

 

ファイターズに入団してファイターズで終わる選手は本当に少ないのが大きな違いではないかと思います。

 

正直、少し広島がうらやましいな、と日本シリーズで思ったのでした。

 

日本企業にとっては理想的なモデル?

 

このファイターズのドライな運営は、もしかしたら日本企業が求めている希望の姿なのかもしれません。

 

新卒で若い力が欲しい、40歳くらいで仕事ができても高コストな人員よりも、安くて育つ可能性のある力の方が、会社も新陳代謝を促進することができる。

 

同じ人数でも人件費を圧縮できて、それなりの成績を残すことができるのであれば、会社という組織としては大成功でしょう。

 

だからこそ企業は新卒採用にこれほど力をいれるのだろうと思います。

 

 

 

でもこれでいいのかな?

 

正直、今のファイターズファンの熱の高さは以前のような感じではありません。

 

応援はしていますが、こういったFAのニュースを見て冷める人も多数います。

 

さぴこ自身も北海道移転後からずっとファイターズファンではありますが、やはりピークは2006年だったような気がします。

 

あの後から球団のドライさを感じ、少しづつ冷めていっているのは間違いないです。

 

ファイターズの選手を応援しているのは変わりませんが、球団への感情はあまり良くはないという感じでしょうか。

 

情に流されるのが良いことだとは思っていませんが、もう少しなんとかならないものなのかな、と。

 

まあ、球団としては結果をだしているわけなんですから、ファンとしては見守るしかないのですけどね。

 

まとめ

 

生え抜きの主力選手が札幌ドームで引退セレモニーをする姿が見たいんです。

 

入団からピークを過ぎて衰えてもある程度の成績を残す姿を応援したいんです。

 

こんな希望がかなう日はくるのでしょうか。

 

自分も年をとって全盛期のポテンシャルを保つことができなくなってしまったから、なおさら切なく感じるのかもしれませんけど。