みんなたのしくすごせたら

アラフィフさぴこのなんでもない毎日の暮らしの雑記帳


町内会費の集金はとても面倒です

ファミ通町内会四丁目 (ファミ通BOOKS)

 

今年、我が家は町内会の班長をしています。

 

持ち回りで数年に1度回ってくるのですが、同じ町内会にはアパートも数件あり、その内の2件は班長がそれぞれのお宅を回って集金しなければなりません。

 

最近建てられたアパートは管理会社経由で入金されるのですが、古いアパートは大家さんが年配でほとんど管理をしていないということもあり、なかなか大変なのです。

 

一軒家のお宅だけなら簡単なのに

 

町内会費の集金でも一軒家のお宅だけなら簡単に終わります。

 

年に1度、1年分の集金をするだけです。

 

みんな集金の面倒さを知っているので、事前に回覧板でお知らせをしておけばすぐに支払ってもらえます。

 

そして口々にみな「あの◯◯アパートの集金、本当に大変なのよね」というアパートがあるのですが、そこにも今日集金に行ってきました。

 

こんな遅い時間にくるなんて

 

今日はその例のアパートを中心に集金することに。

 

そのアパートはいつも昼間はほとんどが不在で、夜でも遅くならないと帰ってこない方が多いのです。

 

今日は午後7時ならいるかも、ということで午後7時から半までの30分で集金をすることにしました。

 

「ピンポーン」

 

明らかに家に電気がついている家でも出てくる気配がないお宅が数件。

 

そのうち1軒の家の方が出てきてくれたのですが、開口一番。

 

「こんな遅い時間に誰かと思った」

 

・・・。

 

あの、まだ午後7時半前ですけど。

 

「日中はお留守のようでしたので」

 

というと、

 

「当たり前でしょ、仕事に行ってるんだから」

 

・・・。

 

このアパートは午後7時半でも在宅の家は数件しかありません。

 

ああ、最近のアパートのようにお家賃と一緒の支払ってくれてまとめて管理会社から振り込まれる形にして欲しい。

 

 

 

一軒家が減っている

 

最近さぴこのご近所の方で比較的大きなお庭の一軒家だったお家などが、高齢化のためにお引越しされてその後が4階建てくらいのちょっと大きめなアパートになったりしています。

 

さぴこの済むエリアの町内会の班長は一軒家に限定されていて、一軒家が減ると班長が回ってくるのもその分早くなってしまうのです。

 

お隣の町内会なんて昔は9軒で班長を回していたのに、住人の高齢化が進んだためについに2軒になり、しまいにはその内の1軒のお家の方に痴呆の症状がではじめてしまい施設に移られることになったとか。

 

高齢になってくると札幌の冬は積雪があるため、なかなか厳しいんですよね。

 

なので高齢で一軒家に住む方はマンションに移られる方も多いですし、比較的交通の便がいい場所なので一軒家を取り壊した後は一軒家ではなく集合住宅になることがほとんどなんです。

 

そして町内会というものの存在事態が危険信号の状態に・・・。

 

広報誌配りに選挙公報まで

 

札幌市の町内会の場合なのかさぴこの住む町内会だけなのかわかりませんが、札幌市の毎月の広報誌配りも班長の仕事です。

 

そして選挙がある時は選挙公報も配らなければなりません。

 

なので先週も配ってきたところでした。

 

先ほどもお話しましたように一軒家の住民の高齢化が進んでいて、町内会費の集金や広報誌配りはできないので、町内会費ははらうけれども班長はできないというお宅もでてきています。

 

町内会の班長は強制ではないので、結局同じ町内会に40戸以上の世帯が住んでいるにもかかわらず、現在班長ができる世帯は5世帯しかないため、5年に1度は班長が回ってくるという状況なんです。

 

とりあえず残った5世帯はまだしばらく大丈夫そうですけど、5年に1度の班長はなかなかキツイものがあります。

 

もちろん、班長をやりたくてやっている家は1軒もありません。

 

子供が生まれてから町内会にお世話になった

 

それでも町内会の班長を辞めようとは思いません。

 

それは子供が生まれてから町内会の方々にはたくさんお世話になったからです。

 

近郊の町内会のいくつかで子供が楽しめるようなお祭りをしてくれたり、子供の登下校の際に見守りをしてくれたり、子供も町内会のおじさんおばさんと仲良くなっていて、地域で育ててもらっています。

 

遠くの親戚より近くの他人、といいますが、子供が生まれてからはまるで親戚のおじさんおばさんのように子供に接してくれる町内会の方々がとてもありがたい存在でした。

 

夫婦2人で仕事と家の往復の毎日の時は町内会の存在といえばパートナーシップ除雪くらいしか思い浮かびませんでしたが、今は子供にとって大切な存在として、親も協力しなくてはと思うのです。

 

夏祭りやお神輿、運動会に町内会のイベント等、子供が楽しみにしている行事のほとんどが町内会のボランティアの方々のおかげで成り立っています。

 

町内会存続の危機

 

多分近い未来、町内会は存続できなくなる地域が多数となるでしょう。

 

そして子供達のイベントも減り、見守りをしてくれる方も減り、自己責任の世の中になっていくのは仕方ないのかもしれません。

 

子供がいなければ自治会の存在意義がさぴこもわかりませんでしたから。

 

今子供のいない世帯の方が多くなっていますから、これからどんどん自治会の存在意義は失われ、やがて消滅していってしまうのかもしれません。

 

今、うちの子供は町内会の役員さんたちに道で会うたびにおかしをもらったり、話を聞いてもらったりしていますが、そんな風景もやがてなくなってしまうのでしょう。

 

子供がいない世の中は、やはりどこかイビツな世の中なのかもしれません。

 

おわりに

 

町内会費の集金から町内会という自治会の存続にまで話が飛んでしまいました。

 

とりあえず本日の集金では一軒家のお家は全戸集まりましたが、集合住宅は2割ほどしか集まりませんでしたので、また改めて集金に行く日を作らなければなりません。

 

強制ではないので、もし町内会費を払いたくないという方は拒否していただければありがたいのですが、居留守の場合は留守かどうかの判断がつかないので何度か行かなければならないのが苦痛なんです。

 

はぁ・・・。

 

任期の終了する春まで、頑張ります。

 

それでは!!